ホームマレーシアの暦イスラム暦正月 Awal Muharram(Maal Hijrah)【マレーシアの暦】
イスラム暦正月 Awal Muharram(Maal Hijrah)【マレーシアの暦】

イスラム暦正月 Awal Muharram(Maal Hijrah)【マレーシアの暦】

2023.07.19 マレーシアの暦

日付

2023年7月19日

 

解説

Awalは“始まり”、Muharramは“イスラム暦の最初の月”を意味し、Awal Muharram(アワル マッハラム)はイスラム暦で新年の始まりを祝う日です。

イスラム暦は太陽暦と異なり月の満ち欠けに従うため、1日が日没から始まります。

元旦にあたる日は、18日の日没後から19日の日没前までとなり、新年の特別な祈りを神に捧げます。

この月はイスラム暦でラマダン月の次に神聖な期間とされ、喧嘩や争いごとは禁止され、平穏な時を過ごします。

 

イスラム暦の起源はメディナ移住(ヒジュラ)

Hijrah(別名Maal Hijrah)とも言われ、イスラム暦の起源を示します。

Hijrahヒジュラとは移住を意味します。

西暦622年、預言者ムハンマドと70余名の信徒は、メッカでの布教活動が立ち行かなくなったため脱出し、ヤスリブ(後のメディナ)に移住します。

そこでムハンマドたちは、部族抗争をしていたユダヤ人とアラブ人を調停し勢力を強め、教団を大きく成長させました。

この移住がイスラム教の飛躍の契機となったのです。

そのことから、イスラム暦では、ヒジュラがなされた622年7月16日を紀元元年1月1日と定めました。

 

マレーシアでも断食の慣習 楽しみはお粥

メディナで実権を握っていたユダヤ人部族のなかで断食の慣習があったことが機縁し、新年10日目は断食することが奨励されています。

マレーシアでは、断食明けに州によって作り方や味の異なる「Bubur Ashura」と呼ばれるお粥を作って食べるのが一般的です。

Tweet Share
ジョージタウン世界文化遺産登録記念日 Georgetown World Heritage City Day 【マレーシアの暦】

Mtown公式SNSをフォロー

関連メディア