Restoran Soong Kee SS2
メニュー名 Noodles with Beef Balls 牛丸面 (ドライタイプ)
第二次世界大戦が終わった直後、15歳の若さでKLの中心部に小さな食堂を開いたという初代店主のSiew Koy Soongさん。家族のルーツである中国客家スタイルの麺料理を出し、試行錯誤を重ねながら店を広げていったそうです。代表的なメニューは「牛丸面」。日本で言うところのジャージャー麺に、牛肉団子のスープを別添えするドライタイプが定番です。細麺に、牛豚それぞれの挽き肉を使った二種類の味噌ダレを絡み合わせながらいただきます。お好みでチリソースを足して辛みをプラス。あっさり味と透明な色が決め手のスープは、新鮮な牛の胃袋や肩バラ肉からじっくりと出汁を取っているのだそう。むちむちとした食感の肉団子が全体を引き締めるアクセントになっています。
「Soong Kee」は現在、KLに2店舗とPJに1店舗を構えています。初代店主はすでに他界し、息子たちが看板を受け継ぎました。ご紹介するPJ店は、初代の孫娘にあたるSiew Lee Minさんが切り盛りしています。もとは家業を継ぐ意思はなく、別の仕事をしていたところ、数年前に父から「店をやらないか」と相談されて決意したそうです。伝統の味を守りつつ、薄味を好むPJでは塩分を控えめにし、人気のチャーシュー(叉焼)も他店より脂の少ない肩肉を使うなど、独自の考えを取り入れ始めています。牛丸面にカレー味のスープを選択できるのもPJ店のみ。カレーペースト、ココナッツミルク、干しエビ、ピーナッツなどを配合したコクのあるスープは絶妙な変化球に!今後も末永く、牛丸面を後世に伝えていきたいと語ってくれました。
メニュー例:
Charsiew 叉焼 RM10.60
Noodles with Sliced Beef & Balls 牛丸肉片面 RM8.50
Noodles with Wantan 云呑面 RM6.90
店データ:
Restoran Soong Kee SS2
営業時間:8:30-15:00/18:00-21:30 月曜定休
