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KLセントラル駅近く、格式あるセントレジホテル内にある「天信」。
かつて同じ場所にあった「天國」で腕をふるった石川賢一氏が戻ってきました。
帝国ホテル東京内「東京なだ万」などでも天ぷらを担当し、20年以上にわたり天ぷら職人として活躍する石川シェフ。
週3回豊洲から直送される新鮮で厳選された食材の味や香りを見事に引き出す衣にも、こだわりが光ります。
竹を使った和モダンな空間にある檜のカウンターに座ると、マレーシアにいることを忘れるほど。
油のパチパチと弾ける心地よい音が響き渡る空間でいただく揚げたての天ぷらは、まさに至極の逸品です。
△料理長の石川氏
「TENSHIN OMAKASE」「KANZEN」「YOI」(ランチ限定)の3つのコースがあり、いずれも前菜・食事(御飯)・デザートが付いています。
今回ご紹介するのは、「KANZEN」コース(RM600)。天ぷらは、魚介と野菜の全10種を堪能できます。
自家製胡麻豆腐
胡麻の香りと濃厚な味わいが一気に口の中に広がります。
だからと言って重すぎず、主張しすぎない絶妙な風味の考え抜かれた一品に、天ぷらへの期待がますます高まります。
■海老の頭
並んだ海老の頭。マレーシア産と日本産の車海老です。
食べ比べることで、味の違いを感じ、楽しんでほしいというシェフの遊び心を感じます。食事の会話も広がりますね。
■車海老
こちらも、マレーシア産の海老と日本産の海老が並びます。
マレーシア産は身が引き締まっているのに対し、日本産は柔らかく、まろやかな甘みがあります。
■とうもろこし
クアラルンプールの北パパン州にある高原、キャメロンハイランド産のスイートコーンを使用。
天ぷらにすることで、シャキシャキとした歯ごたえと甘さがさらに際立ち、爽やかさすら感じます。
■タチウオ
日本から直送の魚介類は、とにかく新鮮。タチウオの脂と身が舌の上でとろけ、レモン汁や塩が絶妙にマッチします。
■オクラ
沖縄産のオクラを使用。揚げることでオクラ特有の粘りがなくなり、一層深まる味とシャキシャキの食感が最高です。
■赤茄子
季節によって、日本各地から厳選した旬の野菜が提供されます。今回は熊本県産の赤茄子を使用。
ふんわりと柔らかい果肉と、ほんのりとした甘みが特徴です。
お好みで大根おろしをたっぷりと入れた石川シェフ特製の天つゆでいただいても、また違った味を楽しめます。
■もずくの酢の物
福井県産のもずくはとても新鮮で、プチプチと音が聞こえるほど。しっかりとした食感が広がります。
■キス
ぜひ、半分はレモン汁、もう半分は天つゆで味わって。
いずれも魚本来の甘みを引き出し、さっぱりといただけます。
■椎茸
山形産の肉厚な椎茸の、ほのかな土の香りと、ほんのり甘くスモーキーな風味を際立たせる天つゆでどうぞ。
■アナゴ
一口食べると、口の中で身がほろほろと細かい食感となり、クセのない柔らかさに。
■紅はるか
店の看板メニューとも言える一品。食事の始まりから、目の前でずっと揚げ続けること1時間。
低温でじっくりと揚げることで、水分が抜けて甘味が凝縮され、食べた食感はまるで石焼き芋のよう。
■ご飯
天茶漬けと、小海老と野菜のかき揚げ天丼から選べます。赤だしとお漬物と一緒に。
■食後デザート
高級バニラビーンズを使用した自家製プリン。デザートも完璧です。
天ぷらは、上質な油で素材の味と香りを引き出し、揚げる直前に目の前で作る衣も薄く軽やか。
石川シェフの、「揚げの技」を目の前で堪能しました。カウンターには、茄子、椎茸、紅はるかなど、新鮮な日本の野菜が並び、お尋ねするとシェフがそれぞれの食材の産地も説明してくれます。
どこの、どんな食材をいただくのか、その特徴を伺うことで、食事がさらに美味しく豊かになりますね。
カウンターではおまかせコースのみの提供ですが、 個室では、アラカルトメニューもいただけます。
そのほか、VIPルームもあり、大人数のグループにも対応可能。デート、接待、パーティーなど、どんなシーンでも利用できます。
△内観
[ハラル]
ポークフリー Pork free
[住所]
Level 3A, The St.Regis, Kuala Lumpur Sentral, 50470 KL
[電話番号 tel]
012-330 3600
[営業時間 ]
火~日 11:00-14:30, 18:00-20:00 / 20:00-22:00(ディナー二部制)
[定休日]
月曜日
[SNS]
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