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Bukit Bintangエリアに新たにオープンした、コース料理をメインに取り扱っている和食のファインダイニング「天龍」をご紹介します。
シェフの大友慎介氏は、これまでに深?、アゼルバイジャン、カンボジア、マカオなどのホテルで日本食を作り続けてきた、その道約25年の大ベテラン。
今回は、そんな経験豊富なシェフがおりなす、伝統的ながらも驚きのある料理の数々をお伝えします。
※紹介するお料理は2021年11月取材時点のものです。ラインナップは時期により変更となりますので、ご了承下さい。 レストラン全体は上品ながら、こじんまりとした隠れ家的な雰囲気。
コース料理とあって、まずはウェルカムドリンクと前菜3品からいただきます。 つぶ貝や締めサバなどの海産物は新鮮で臭みがなく、まるでここは日本に居るのかと錯覚してしまうほど。
続いてお刺身3品ですが、芽ネギが巻かれていたり、ウニやキャビア、ミョウガなどの香味野菜が乗っていたりと、美味しさだけでなく見た目も華やか。
トッピングがそれぞれのお魚の身の味を引き立てています。
その後、焼物や揚物が現れます。
中でも驚きなのがロブスターの白扇揚げ。
見た目は単なる揚物の塊のような出で立ちですが、中身は大ぶりのロブスター。
梅肉ソースで驚くほど爽やかにいただけます。 メインに入る前には、茶碗蒸しで一呼吸。
こちらも具には白子を使用し、とろみのある中華風の黄酒ソースがかかっているという、なんともユニークな一品です。
和中の折衷料理といったところでしょうか。
前述のキャビアもそうですが、純和風に拘り過ぎず、全世界の様々なエッセンスを取り入れているのが「天龍」の面白いところ。 そして遂に、コースのメインでもある特別料理と、寿司8かんへ到達します。
まずは特別料理、マグロのすき焼きから。マグロのトロをすき焼きにしてしまうなんて、と不思議に思った方は多いと思います。
ですが、これも合うんです。すき焼きのタレと卵、脂の旨味たっぷりのトロはまるで和牛のようで、相性は抜群。
それだけでなく、トリュフの香りと散りばめられたピンクペッパーにより、まるでフレンチを食べているかのような感覚に陥ります。 そしてお寿司。まずは青魚、キラキラと光沢が美しいサヨリからスタート。
既に生姜、ねぎなどがトッピングされ、お醤油も適量つけられた状態で提供されるので、出てくるそばから口に放り込んでいきます。
垂涎のお寿司の数々に手が止まりません。赤身の漬けのお寿司は、ワサビではなくからしで食べるのだそう。 今回は新鮮なあん肝が入ったとのことで、こちらもお寿司として出てきました。
あん肝をすり鉢で豪快に潰し、そこに酢飯を投入。
クリーミーで濃厚なあん肝ペーストまみれのシャリに、大量のいくらがトッピングされた、なんとも贅沢な一品です。 また、卵には魚のすり身ではなく、エビと山芋を使っているそう。他にも炙りネタや、その場で燻製にしたネタなど、様々なお寿司が提供されました。
その後、カツオとサバの出汁が香る、カニのお吸い物や、シェフオススメのフルーツや手作りゼリーのデザートでコースは終わりを迎えます。 一つひとつのお皿に様々な趣向が凝らされており、非常に満足度の高いコースでした。
今回紹介したのは一例であり、時期により品は変わりますが、その時々で最高の料理が提供されることでしょう。
是非とも体験していただきたいお店です。
誕生日や結婚記念日、恋人とのデートなど、特別な日にもピッタリの「天龍」。
色鮮やかな料理の数々に舌鼓を打ちながら、素敵な時間を過ごせること間違いなし!