“まかない”から生まれた身体にやさしい麺料理 長時間スモークされた ビーフ＆チキンとともに味わう至福の逸品

2019年10月にトロピカーナ・アヴェニューに誕生したUMAMI BORUは、オープン以来、ハラル系ラーメンレストランとして地元のみなさんに好評を博しています。 しかしオーナーのアフィフさんは、「日本のラーメンを提供しているわけではありません」と苦笑します。

当店のメイン料理は、もとはといえば、兄弟店であるBeard Brother BBQのまかない料理でした。 Beard Brother BBQとは、ビーフ、ラム、チキン料理を提供するレストラン。 いくらクオリティが高く美味しいからといって、シェフやスタッフらは、昼夜の食事に肉ばかり食べるわけにはいきません。 「毎日長時間忙しく働いていると、身体にやさしいスープを欲するようになりました。幸い店には残り物の肉や野菜の切れ端などが山のようにあります。それらを8～10時間煮込み、そこに好みの麺を入れ、疲れた体を癒すようになりました」

とアフィフさん。いつしかそのまかない料理に注目が集まり、来客からリクエストが入るように。

「そこで、このスープボールをメインに提供する別店舗をオープンさせよう、と話しが進んだ次第です」

当店のメインメニューは3品のみ。チキンラーメンは鶏や鶏骨を12時間煮込んだとろみのあるスープに、しっとり柔らかなスモークチキンを添えた至福の品。 ビーフラーメンは牛を12時間煮込み臭みをとったスープに、ビーフパストラミを添えて。

シーフードラーメンは、魚介出汁にココナッツミルクとカレー風味を加えたマレーシアンスタイル。

なお、麺はUMAMI BORUのためだけに作られた特注品で、これら3種のスープにぴったりマッチ。 
ビーフワンタン、唐揚げ、かき揚げも、これまた絶品。 
良質の肉や野菜のウマミがぎっしり詰まった、まさに「ウマミ・ボール（丼）」。 試す価値ありの逸品です。