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DAIHATSU グループ・マレーシア現地法人の DAIHATSU PERODUA ENGINE MANUFACTURING SDN. BHD.(以下、DPEM) の村井様と、日本人向け医療機関・ことびあクリニックの西田様との対談をお届けする。
テーマは「インフルエンザワクチン集団予防接種」と「企業向け優待」。
DPEM では、従業員一人ひとりの健康を守ることが企業全体の力になると考え、感染症対策や福利厚生の充実に積極的に取り組んできた。
一方、ことびあクリニックは、海外で生活する日本人とその家族が、言葉や文化の壁を感じることなく安心して医療を受けられる環境づくりを使命としている。
今回の対談では、集団予防接種を導入した背景とその意義、そして企業向け優待制度を活用した健康支援の取り組みについて伺った。
社員とその家族の健康をどのように守り、地域社会にどのように貢献しているのか。
現場の声を交えながら、その実践と想いに迫った。
村井(DPEM) :
これまでも、社員の健康維持を目的に予防接種を個別に推奨していましたが、各自で医療機関を探す必要や時間の制約から、受けない従業員も多くいました。
また、工場という特性上、多くのスタッフが密な環境で働いているため、感染症が広がると業務に大きな支障が出てきます。
そのため、「会社として全員で予防に取り組む体制」を整えることが必要だと強く感じていました。
西田(ことびあクリニック) :
全員が同じ意識を持って予防に取り組むことで、健康への関心も高まりますし、職場全体の安心感にもつながりますよね。そういった背景から、今回当院に集団予防接種のご相談をいただいたというわけですね。
村井:
はい。社員一人ひとりの負担を減らしながら、会社として効率的に予防を進められる方法を検討していました。
村井:
当社の工場では、感染症の流行によって一時的に作業を中断せざるを得ないこともあり、業務の停滞や人員不足が大きな課題となっていました。
特にインフルエンザの感染拡大は、全体に影響を与えるため、組織的に予防接種を行う意義は非常に大きいと考えています。
工場内で接種を行うことで接種率も大幅に向上しました。
西田:
まさにその通りですね。
感染症は、一人の感染が全体に広がるリスクを持っていますから、「全員で予防する」という仕組みが何よりも大切です。
企業として積極的に予防に取り組むことは、社員の健康を守るだけでなく、生産性を維持するうえでも非常に意義のあることだと思います。
村井:
ことびあクリニックからインフルエンザワクチンの予防接種キャンペーンのご案内をいただいたのがきっかけでした。
キャンペーン自体はクリニックでの接種でしたが、「工場内でまとめて実施できないか」という声が上がりました。
そこで、西田さんに訪問接種をお願いしたところ、柔軟にご対応いただき本当に助かりました。
西田:
私たちは、「現場の負担をできるだけ減らし、誰もが安心して接種を受けられる環境を整えること」を大切にしています。
貴社のように、社員の健康を真剣に考え、健康管理を経営の一部として取り入れている企業様をサポートできるのは、我々にとっても非常に意義のある取り組みだと感じています。
村井:
ことびあクリニックは、日本語だけでなく、英語、中国語、マレー語で対応いただける点がとても心強いと感じました。
私たちの工場では日本人だけでなくローカルスタッフも多いため、社員全員が安心して接種を受けられる体制を整えていただけたことは本当にありがたかったです。
そのおかげで、予防接種を非常にスムーズに実施することができました。

村井:
工場内で感染が起きていなくても、家庭から感染するケースもあります。だからこそ、社員の家族も含めた感染予防対策を進めることが重要だと思っています。
また、私たちの周囲には多くの日系工場が集まっており、同じような課題を抱える企業も多いです。
ことびあクリニックが今後、他の企業にも集団接種を広げていくことで、地域全体の感染予防につながると期待しています。
西田:
まさに、企業の健康への取り組みが地域全体に波及していくことが理想です。
貴社のようなリーダー企業の実践が、他の企業にとっても良いモデルになると思います。
西田:
当院では、日系企業様の社員やそのご家族が、より安心して医療サービスを受けられるように、企業専用の優待をご用意しています。
内容としては、一般診察やお薬代の割引のほか、お子様向けの健診、女性向けの検診、各種予防接種など、幅広い項目をカバーしており、マレーシアで生活されている日本人の方々が、日本と同じ様な安心感で医療を受けられる環境を整えることを目指しています。
村井:
従業員やそのご家族にとって、日本と同じような医療サービスを安心して受けられることは我々にとっても大きな安心材料になります。
ことびあクリニックの優待制度は、予防医療から慢性疾患の管理まで幅広くカバーされており、社員とその家族の健康を支える仕組みとして非常に魅力的でした。
また、無料で加入できるので何のリスクもありませんでした。
当社ではこの優待サービスを福利厚生の一環として導入していますが、結果的に医療費の削減にもつながっており、大変助かっています。実際に利用している社員からは、「病気やケガだけでなくワクチン接種や健診なども手軽に利用できるようになった」と多くの声を聞いております。
西田:
ありがとうございます。優待制度を通じて、社員の皆様とご家族が健康を維持できるようサポートすることは、
企業の安定的な成長にもつながると考えています。
私たちは、単なる医療提供者ではなく、「企業活動を支えるパートナー」として皆さまに寄り添いたいと思っています。
今後も、安心して生活できる医療環境づくりを目指して、企業の皆様と一緒に歩んでいきたいですね。
村井:
今回の取り組みを通して、改めて「健康は企業の基盤」であると実感しました。
社員の安心が生産性の向上につながり、それが企業の信頼へとつながる。ことびあクリニックのサポートを受けながら、今後も社員とその家族、そして地域全体の健康を守る取り組みを続けていきたいと思います。
