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現在、TVメディア等で大活躍中の姫野友美先生がおくる
お子さまに安心・安全な栄養管理講座。
ご存知の通り、子どもにとって『栄養』は必要不可欠。身体の成長や免疫力はもちろんですが、学力の向上のみならず、たくましさ、折れない心、好奇心、創造力、これらすべてに関係していることはご存知ですか?
今回、日本でオーソモレキュラー栄養療法の第一線で活躍し、全国に先駆けて『受験栄養外来』を開設した実績のある姫野友美医師を講師として、子どもの学力向上、留学成功のための栄養術についてのセミナーが開催されることになりました。
本セミナーでは、栄養と学力との関係について多くの臨床と研究に基づいた知見や、マレーシアでの栄養術の活用、その最新栄養戦略についての講演が行われる予定です。セミナーの最後には、姫野医師と直接お話しする機会もございますので、留学中のお子さまがいらっしゃるご家庭の方は、是非参加を検討してみてはいかがでしょうか。
MTownではイベントに先駆けて、姫野医師の専門としている分野や経歴、栄養学の重要性などについてインタビューを行いました。
エムタウン:ご自身の個人医院を設立したきっかけ、理念を教えてください。
姫野先生:私は医学部を卒業した後、心療内科の勤務医となりました。
そこでは薬物療法を中心に精神症状・身体症状の治療を行っていましたが、それだけでは治らない患者さまも多くいました。
薬物療法は対症療法的な側面が強く、根本的な解決とならない場合もあったのです。
既存の治療法に行き詰まりを感じていたところ、栄養療法に出会いました。
栄養療法とは、細胞の機能を改善していく、病気を予防するといった効果がありますが、勤務医では実現が難しかったので、自ら開院することを決意しました。
当院では『ウェルカムの医療』という理念があり、患者さまが来てよかったと思えるクリニックを目指しています。
エムタウン:続いて、貴クリニックの特徴や専門性について教えてください。
オーソモレキュラー医学、バイオメディカル療法を組み合わせた独自のプログラムとありますが、どういったものなのでしょうか。
姫野先生:私達が行っている『バイオメディカル療法』は、患者さま一人ひとりに合わせて食生活や睡眠、運動の指導、メディカルサプリメントの投与などを複合的に行い、栄養状態を改善する治療法です。
循環器、呼吸器、精神疾患など、どのような症状にも当てはまります。
なぜなら、病気の症状は個々の臓器の問題だと捉えられがちですが、実は身体全体の問題だったりするからです。
問題の原因を細胞・分子レベルで捉え、適切な栄養を補給することによってその機能を改善し、結果的に表層に現れている身体の不調を改善することを目的とします。
この治療は特定の症状を改善するだけでなく、健康な方が心身の健康を維持し、病気を予防する効果もあります。
例えば、治療を始めてまず実感されたこととして、お肌の調子の改善や寝起きがよくなったなどの効果が見られたケースもありました。
そして、これは受験にも良いのではないかと、受験栄養外来を始めました。
エムタウン:時代の変遷と共に我々が口にする食べ物は大きく変化しています。
現代の日本人の栄養問題として、どのようなことが挙げられますか。
姫野先生:ニンジンに含まれるビタミンA、ホウレン草に含まれる鉄などは、五十年前と比べて5~6分の1程度まで減少しています。
これはより良い味を求めて品種改良したことによる弊害です。
確かに苦味が少なく美味しくなっているのですが、栄養面を見ると大きく減少しており、私達の食生活の大きな問題と言えます。
また、加工食品が多くなっていることも挙げられます。
コンビニで売られているお弁当などは、残念ながら製造過程でビタミンやミネラルの大部分が抜けてしまっています。
そして、パンや麺類、スイーツの普及による糖質の過剰。
こういった栄養バランスの悪化は細胞の代謝を悪くし、生活習慣病や脳の機能の低下を招いているのです。
エムタウン:患者さまのケアにおいて、貴院ではどのようなアプローチを行っていますか?
姫野先生:心身医学の治療の基本は、『患者さまの話をよく聞くこと』。
したがって、私達クリニックのスタッフは患者さまの話を注意深く聞くことを信条としており、それを治療のベースとしています。
具体的な治療のアプローチとしては、必ず血液検査を行うことです。
なぜなら、血液、唾液、尿などを分析することで、現在抱えている問題の詳細を把握するだけでなく、その患者さまが将来どんな病気にかかりやすいかまで推測することが可能になるからです。
必要な栄養素の種類も量も患者さま個人個人によって違うため、栄養療法に於いて精密な検査は必須となるのです。
全ての数値は高すぎても低すぎても良くないので、細胞機能を最適化させるために、理想値になるように治療を行います。
また、症状がある方に対しては薬物療法を利用してまず症状を取る必要がありますので、対症療法を行いながら栄養指導を並走するといったアプローチを取ります。
また、消化機能を活性化させる漢方薬など、複合的な治療を行っています。
エムタウン:今回のイベントでは、栄養管理によって子どもの学習をサポートするというテーマで講演を行うそうですね。
具体的にどのような内容になるのでしょうか。
姫野先生:最も重要な事は、子どもたちがどのような食事をとっているか、ということです。
食事の基本としては、グルテンフリー、カゼインフリー、シュガーフリーを基本として、具体的にご家庭でどのように実践していくかをお話する予定です。
もちろん身体の健康も大切ですが、学習能力であれば脳の細胞機能がとても重要ですので、脳にとってどの栄養素が重要かについてもご紹介したいと思っています。
また、受験栄養外来には、毎年春頃、学校に行けなくなってしまった子どもたちがやってきます。
そして、当クリニックの栄養療法によってその多くが改善し、受験を成功させています。
こういった具体的な経験や、さまざまな文献をもとに講演をする予定です。
エムタウン:最後に、在馬邦人の方々へのメッセージを頂けると幸いです。
姫野先生:オーソモレキュラーの大きなテーマの一つは、病気にならない身体をつくること。
この機会にぜひ、皆さまに学んでいただければ嬉しいです。
心療内科医。医療法人社団友徳発心会理事長、ひめのともみクリニック院長、日本オーソモレキュラー医学会理事、
一般社団法人オーソモレキュラー 栄養医学研究所理事、医療法人八女発心会理事、点滴療法研究会ボードメンバー、日本薬科大学漢方薬学科 元教授。
テレビ東京系列『主治医が⾒つかる診療所』の栄養番長としてレギュラー出演中。『認知症になりたくなければラーメンをやめなさい』『心療内科に⾏く前に⾷事を変えなさい』など出版多数。
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セミナー開催日時(マレーシア時間)
2023年8月12日(土)
14時~15時30分(受付開始時間 13時30分)
参加費
無料
会場
ハイアット ハウス クアラルンプール
モントキアラ 37階 ROOM3&4
37th Floor ROOM3&4, Arcoris, 10, Jalan Kiara, Mont Kiara, 50480 Kuala Lumpur, Federal Territory of Kuala Lumpur
セミナー対象者
・マレーシアで子育て中の保護者さま
※お子様づれのご入場も可能です。
※1家族から何名様でもご参加頂けます。
※申し込み数が定員に達した場合は、抽選になることがございます。
ご了承ください。