ホームインタビュー加藤登紀子オーケストラコンサート in マレーシア ~海を越えて心をつなぐ愛の歌~
加藤登紀子オーケストラコンサート in マレーシア   ~海を越えて心をつなぐ愛の歌~

加藤登紀子オーケストラコンサート in マレーシア ~海を越えて心をつなぐ愛の歌~

2023.09.08 特別インタビュー

9月20日、クラルンプールで、日本を代表する歌手、加藤登紀子さんとマレーシア・フィルハーモニー管弦楽団(MPO)との夢の共演が実現します。

マレーシアでの公演を前に、加藤さんにお話を伺いました。

公演が近づいてきました。

クアラルンプールでのコンサートは、私の念願でもありました。
マレーシアは、マハティール前首相が提唱した政策もあり、日本と大変つながりが深い国です。

2006年に国連環境計画(UNEP)の親善大使としてボルネオ島でコンサートを行いましたが、その時からいつかクアラルンプールでという思いがありました。

今回はMPOと共演されますね。

指揮を務めるMPOの古澤直久さんは、実はかつて私の演奏に参加してくれたことがあります。すごいご縁で、嬉しい気持ちです。

また、その土地のオーケストラと音楽を創り上げていくことも楽しみであり、もう早く飛んでいきたい!準備万端です。

タイトルに込められた想いは?

世界の一角で戦争が起き、険しい外交が行われていく時代になっています。こんな時ほど、人と人とのつながりを大事に、熱い愛で絆を結んでいくことが必要だと思い、「海を越えて心をつなぐ愛の歌」というタイトルにしました。

音楽は国境を越えて人と人とのつながりを生みますが、越えようとする人がいて初めて越えられます。これまでもその努力をしてきましたし、これからもその志は大切にしていきたいと思っています。

高い関心を持って活動されている環境問題に関して。
マレーシアの現状について、どのように見ていますか?

2006年にボルネオ島を訪問した際に、オランウータンの保護生息地や、国立公園などを視察しました。その時に見た素晴らしい光景、熱帯雨林の中で蛍が舞い、森と川、そしてきらめく星に感動しました。

同時に、油ヤシのプランテーションが広がり、自然破壊が進む現状も目の当たりにしました。私たちの生活必需品ともなっている食物油脂製品は、ボルネオ島の豊かな自然の犠牲にあることを知りました。

消費をする限り、その責任として森を守る活動をしていくことが、生産に関わる会社にも、そして私たち消費者にもあると思います。

読者へのメッセージを!

日本の方はもちろん、70年代、80年代に日本で勉強されたマレーシアの方にも楽しんでいただけるよう、代表曲から懐かしい曲、さらにはマレーシアの歌に日本語の詞を付けた曲などを選曲しました。

また、2011年の東日本大震災の時、マレーシアの方々からたくさんの支援をいただきました。そのお礼の気持ちを込めて「花は咲く」をオーケストラバージョンにアレンジして歌います。

まさに私のベストセレクションでお届けします!皆様とじっくりとお目にかかれることを楽しみにしています。

【公演情報】


出演 - 加藤登紀子・マレーシア・フィルハーモニー管弦楽団

日付 - 2023年9月20日(水) 8:00 PM

会場 - DEWAN FILHARMONIK PETRONAS

チケット購入は公式HPから!

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