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2023年4月1日付で新たな商号を掲げてスタートを切ったロジスティード(LOGISTEED)。
長年にわたって培ったロジスティクス(物流)の業務のみならず、それを超えて「ビジネスを新しい領域に導く」という決意のもと、新たな戦略的パートナーを迎え、次なる発展を目指すこととなった。
同社マレーシア法人社長の山縣孝司氏に社名変更の意義や今後の目標についてお話を伺った。
LOGISTEED Malaysia Sdn. Bhd.
1969年東京都 小金井市出身
特技と趣味 ネコの生態と生活
好きなローカルフード 擂茶 (るいちゃ)
1999年、LOGISTEED前身の日立物流に入社。
マレーシアには2019年10月に赴任後、現職に。
新しい社名でスタートを切られましたね………
私たちの会社は、1950 年の創業以降、企業の物流業務を包括的に受託するサービス「3PL(サードパーティロジスティクス)」を、国内外のお客さまに提供することにより事業を拡大してまいりました。
このたび、新しい戦略的パートナーとして米国の投資ファンド大手として知られるKKR(Kohlberg Kravis & Co.)を迎え、さらなる事業成長及び企業価値向上をめざしていくことになりました。
今後は、新しい資本パートナーと共に、社会の持続的成長を支え、さまざまなステークホルダーの課題解決と価値創出を実現する「グローバル3PL リーディングカンパニー」を目指します。
その実現に向け、当社の想いを込めた新たな商号に変更しました。
LOGISTEEDとは、2017年から展開しているビジネスコンセプトで、LOGISTICSと、Exceed、Proceed、Succeed、そしてSpeedを融合した言葉です。
ロジスティクスを超えてビジネスを新しい領域に導いていく意思が込められています。
このたび、これを社名に掲げることで、改めてその決意を社内外に示し、物流の枠を超えて新たな領域に挑む私たちの姿勢を打ち出しました。
米国の投資ファンドが買収、ということですが………
私たちの顧客をはじめ、当社のことをよく知る皆さんは、社名変更より米ファンドの出資を受けたことのほうがインパクトがあったみたいです。
米社が入ってきたことにより、例えばいきなり米国人の社長が乗り込んで来たのか、と思っておられる方もおいでかもしれませんが、現状を簡単に説明すると、事業運営や組織などは「全く変更なし」なのです。
ロジスティード本社の取締役としてKKRから3人の役員を迎えていますが、それ以外の執行体制は変わっていません。
ですから、私たちの拠点についても「社名変更以前のままと同じ形で運営」とご理解ください。
社員たちも以前のまま働いています。
新しいパートナーを迎えたことによる効果はありますか……
私たちは2030年の全世界売上高について、現在の約8000億円からおよそ2倍となる1兆5000億円まで伸ばすことを中長期目標として掲げています。
その伸ばすべき市場は海外だと考えています。
特にアジア圏内での成長に期待しつつ、全売上高に占める海外比率の5割超を目指しています。
一方、KKRを戦略的パートナーに迎えたことによるシナジー効果も活かしていくべきでしょう。
KKRは世界的なネットワークを持つ有数のファンド会社です。
グローバルな事情に対する知識やリソース、資本、そしてノウハウを活かすことで、日系企業以外のビジネスにも入り込むチャンスが広がると期待しています。
提携やM&Aによる業容拡大も狙っていくことでしょう。
マレーシアでの今後の展開については……
ロジスティードは「3PL(サードパーティロジスティクス)」をメインとして、グローバルに事業を展開しています。
これは、荷主に改革を提案して包括的に物流業務を受託するという形のものです。
マレーシアでも同様に3PLを中心とした事業展開を行っています。
これまでも皆さんが日ごろよく利用されている日系流通・小売業の現地店舗などへの物流業務を受託しています。
そんな経緯から、物流センターへの投資を積極的に推進中です。
マレーシア国内でもニーズが広がっている「新鮮で安全な正しく温度管理された食品物流」を目指し、4つの温度(冷凍・冷蔵・常温・定温)で保管できる倉庫設備の設立を行っています。
併せて特にコールドチェーン物流の整備などを加速させています。
刺身や寿司用に魚介の輸入も盛んですね
今後マレーシアで食品関連やレストラン関連のお仕事をされる様々な企業に、ぜひ当社の設備やサービスをお使いいただければと考えています。
お客様の業務に適合するソリューションを私たちが持つノウハウを活かしてご提供したいと思います。
どうもありがとうございました