中高生のための国際学会「サイエンスキャッスルアジア2023」 マレーシアで今月開催 日本からも２校が参加

科学的な探究活動の成果を披露する中高生のための国際学会「サイエンスキャッスルアジア2023」が、10月21日・22日にマレーシアで開かれる。株式会社リバネスのグループ会社Leave a Nest Malaysia Sdn. Bhd.が主催し、マレーシア国内はもちろん、日本、シンガポール、フィリピン、タイ、ベトナム、インドネシアの中高生が会場で研究の成果を発表する。大学の研究者や企業の関係者が講評を行い、未来の研究者育成を目指す。 

アジア大会には、日本から2校が参加する。このうち、東京都立富士高等学校附属中学校科学探究部生物班のメンバーで中学3年生の塚越夢優さん、和田桜佳さん、原田和桜さん（写真左から）に話を聞いた。

どのような研究をしていますか？

生物班には50人以上の部員がいるのですが、その中で私たちは学校のプールにいたミジンコに着目しました。ミジンコを見ているうちに愛着がわき、いつか食べてみたいと思うようになり、ミジンコを綺麗な状態で飼育・繁殖させる研究をしています。研究の結果、「汲み置き水」と「濃度100倍希釈の生茶」の組み合わせが飼育・繫殖に適していることがわかりました。

参加のきっかけは？

東京都立富士高等学校附属中学校は理数教育に力を入れていて、文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール（SSH）にも指定されています。大学の先生に私たちの研究について相談する機会があり、その際にサイエンスキャッスルを紹介いただきました。

アジア大会目前！意気込みを聞かせてください

ふとした思いつきを大きな研究に仕上げていく中で、ミジンコも私たちも成長してきました。英語での発表で準備は大変ですが、ここまできたら、大好きなミジンコのことを世界に伝えるために3人で協力して頑張ります！

サイエンスキャッスルアジア2023

開催日：2023年10月21日(土)・22日(日) 
場所：RekaScape, Cyberjaya 
入場料：無料 
プログラム：https://en.s-castle.com/conference/science-castle-asia-2023/
申し込み：https://id.lne.st/login?p=project%2Fs-castle2023_asia_audience%2Fregist%2Fbasic_info%2F1&type=login