ホームインタビュー太陽のような温もりで、日常に寄り添う日本食体験――Sun San Curry のManaging Director 吉田氏インタビュー
太陽のような温もりで、日常に寄り添う日本食体験――Sun San Curry のManaging Director 吉田氏インタビュー

太陽のような温もりで、日常に寄り添う日本食体験――Sun San Curry のManaging Director 吉田氏インタビュー

2025.12.11 特別インタビュー

新しい日本食ブランド、Sun San Curryが登場しました。創業者の吉田氏は、マレーシアの多様な文化環境で得た約10年の飲食店経営の経験を活かし、「もっと気軽で楽しめる食の場」を目指しています。Sun San Curryでは、多様な文化が共存するこの国で、誰もが日常の一皿を楽しむことができ、訪れるすべてのお客様に温かさを提供しています。

Ken Foods Kitchen Management Sdn. Bhd.
Managing Director 
吉田  大祐 氏

Q1. Sun San Curry を立ち上げた背景と、ブランドに込めた思いを教えてください。

Sun San Curry は、マレーシアという多文化社会での日々の気づきから生まれた、自社オリジナルの日本食ブランドです。長く飲食を続ける中で、「この国の空気にもっと自然に馴染み、誰でも気軽に立ち寄れる日本食を届けたい」という思いが強くなり、私たち自身の手でブランドを立ち上げることにしました。

“Sun San”は、Sun=太陽、San=日本語の「3(さん)」。ここに「32 Spices + 1 Happiness=33」の小さなコンセプトを込めています。スパイスの豊かさに、日常でふと感じる“1つの幸せ”を足す――それが Sun San Curry の象徴です。太陽の明るさのように、心が少し軽くなる場所を目指しています。

Q2. 新ブランドを立ち上げてから数週間、現在のお客様からの反応はいかがですか?

ありがたいことに、想像以上に温かい声をいただいています。

特に、
・開放的になった店内の雰囲気
・新ロゴの親しみやすさ
・味の“ちょうど良さ”

といった点をご評価いただき、「以前より入りやすくなった」「雰囲気が柔らかくなった」とのお言葉も増えました。私たちが大切にしている“自然に受け入れる空気感”が伝わっているのを実感しています。

Q3. 多民族国家マレーシアでブランドをつくるうえで、大切にした点は?

マレーシアは文化も食習慣も幅広く、その違いを尊重する姿勢が欠かせません。

Sun San Curry では、

・ハラル対応の丁寧な運用
・誰にとっても分かりやすいメニュー
・家族でもお一人様でも利用しやすい空間
・異なる文化背景のスタッフが働きやすい環境

を意識しました。全ての人々に届く食事を、そのままブランドづくりに反映しています。

Q4. Sun San Curry の味づくりや、これからの新しい取り組みについて教えてください。

「毎日食べても飽きがこない日本食」を軸に、家庭のようなやさしさをベースにしつつ、マレーシアでも親しまれるようスパイスや旨味のバランスを丁寧に調整しました。特別な日ではなく“日常のごはん”として楽しんでいただきたいと思っています。

来月1日には新商品「クリームきのこソース」を発売します。まろやかさと深みを加え、食べ心地を少し豊かにするアクセントとして開発しました。すでに複数の新メニューも完成しており、今後は少しずつバリエーションを増やしていく予定です。

Cream Mushroom Curry 2026年1月から提供開始
Beef Satay Omelette Curry Rice *開発中の商品一例

Q5. 最後に、読者の皆さまへメッセージをお願いします。

Sun San Curry は、これからも皆さまの日常に寄り添う日本食ブランドでありたいと思っています。来年はクアラルンプールに既に2店舗の新規出店が決まっており、2027年頃には他の主要都市への展開も計画しています。

すでにご利用いただいている方も、「これから試してみようかな」という方も、ぜひ一度お近くの店舗へお越しいただけたら嬉しいです。皆さまにとって心地よい一皿をお届けできるよう、これからも丁寧にブランドを育てていきます。

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