関連メディア
グルメシアン[外食・グルメ情報はこちら]
生活情報サイト[生活お役立ち情報はこちら]
マレーシアでの高等教育への進学率低下を受け、Nihongo Asia Academy & Jobs(日本語アジアアカデミー&ジョブズ)を設立したファウンダーのDiann Loh氏にインタビューを行いました。
若者に力を与えたいという情熱と、教育が社会を大きく変える力への確信から、この事業を立ち上げました。
マレーシア統計局(DOSM)が2023年10月3日に発表した報告書によると、SPM (SijilPelajaran Malaysia:マレーシア高校修了試験)卒業生の72.1%が高等教育を受けていないという現状は、非常に深刻です。この状況を目の当たりにし、私は、グローバル社会で活躍するために必要なスキルと機会を学生に提供できる言語・文化交流プログラムの必要性を感じました。
自身の日本企業での勤務経験や、日本文化を体験した経験をもとに、多くの人々に同様の貴重な体験を提供するプラットフォームを創出したいと決意しました。
地域社会において、生活の質の向上と人材の多様化を促進し、架け橋となることを目指します。
具体的には、質の高い言語教育と文化交流プログラムを提供するリーディングカンパニーとして、あらゆる背景を持つ学生が自身の可能性を最大限に発揮できるようサポートします。
また、日本の企業や教育機関から頼されるパートナーとして認められることを目指し、生徒がグローバル社会で成功するために必要なスキル、知識、そして文化的な適性を身につけることで、明るい未来に貢献します。
当アカデミーでは、SPM卒業生を対象に、多様な進路選択を支援するプログラムを実施しています。特に、経済的に恵まれないB40層の学生に対しては、日本語能力試験(JLPT)の授業を無料で提供しています。
JLPT合格後、マレーシア国内での就職を希望する学生には、マレーシアに拠点を置く日系企業とのコネクションを提供し、就職支援を行っています。一方、日本での留学・就職を希望する学生には、日本の語学学校、専門学校、大学を紹介し、日本語を学びながらアルバイトをする機会を提供しています。
このような取り組みに向けて、以下の戦略を実施しています。
厳正な選考プロセスを採用し、プログラムに最も当てはまっている学生を選定します。
プログラムに興味があり条件を満たしている学生は、当校のウェブサイトから直接申し込むことができます。
当校の講師は、当アカデミーのミッションを理解し支持しているボランティア教師を活用し、無料オンラインレッスンを提供しています。
それぞれの生徒にあった指導やサポートができるよう、生徒と相談員のマッチングを行います。
定期的にプログラムの効果をフィードバックし、必要に応じて調整を行い、プログラムの適切性とインパクトを高めています。
マレーシア、日本、そして世界において、より国際競争力のある人材育成に貢献したいと考えています。当アカデミーで日本語能力試験を取得することで、マレーシアや日本の日系企業で働く機会が増え、また日本の専門学校や大学での学びを続けることも可能になります。日本語能力と文化理解を身につけることで、様々な業界でのスキルアップの機会が提供されます。これにより、技術や知識を高めることで、経済的な安定と豊かな生活の実現が期待できます。
Nihongo Asia Academy & Jobs Managing Director/Founder DiannLohさん