ホームタウン情報第6回日本語ビジネスプレゼンテーションコンテスト開催
第6回日本語ビジネスプレゼンテーションコンテスト開催

第6回日本語ビジネスプレゼンテーションコンテスト開催

2025.09.04 ローカルレポ

第6回日本語ビジネスプレゼンテーションコンテストが7月26日、クアラルンプール市内のJWマリオットホテルで開催された。主催はA to Zランゲージセンター、共催は在マレーシア日本国大使館が務めた。

協力団体には、JETROクアラルンプール事務所、日本政府観光局(JNTO)、国際交流基金クアラルンプール日本文化センター(JFKL)、マレーシア日本人商工会議所(JACTIM)、東方政策元留学生同窓会(ALEPS)、マレーシア日本語協会(JLSM)、日本在外企業協会(JOEA)、マレーシア元留日学生協会(JAGAM)が名を連ねた。

協賛企業には、EEEVOリクルート、ANAクアラルンプール支店、コシダカホールディングス(カラオケまねきねこ)、麻生専門学校グループ、コクヨインターナショナルマレーシアが参加。

今回のコンテストには33名が応募し、学生の部6名、一般の部7名が出場。
審査員には在マレーシア日本国大使館の北岡龍也参事官、JETROクアラルンプール所長の高野光一氏、国際交流基金クアラルンプールの平田佑和氏が務め、会場には約110名の来場者が集まり、熱心に耳を傾けた。


学生の部では「未来を染める」をテーマにしたLeong Jin Huiさんが優勝し、一般の部では「奉仕には母の姿を」を発表したTeo Shu Wenさんが栄冠を手にした。

左:A to Zランゲージセンター 西尾さん 右:Leong Jin Huiさん
左:A to Zランゲージセンター 西尾さん 右:Teo Shu Wenさん


発表内容はいずれも個性豊かで、観客からは「新しい視点を得られた」「大きな刺激になった」といった声が多く寄せられた。各発表者のプレゼンテーションは単なる言語力の披露にとどまらず、自身の経験や将来への思いを織り交ぜたものであり、聞き手に深い共感を与えるものとなった。

また、今回のコンテストは「つながる」という要素をテーマの一つに取り入れた点が特徴的であった。審査の合間の休憩時間には、主催者側から「発表者と交流をしてください」との呼びかけがあり、観客と登壇者が積極的に言葉を交わす場面が広がった。

名刺や連絡先を交換する様子も多く見られ、そこから新たな人脈やキャリアのきっかけが生まれている。
実際に、学生の部の出場者からは就職内定やインターンシップ決定につながったという報告があり、イベントが単なる競技会にとどまらず、人生の転機となる場となったことを物語っている。

さらに、出場者同士の絆も深まった。コンテストを通じて互いに刺激し合いながら練習を重ね、本番を終えた後には「勝ち負けを越えて仲間になれた」との感想が共有された。競い合う場でありながら、共に学び成長する温かい雰囲気が全体を包んだ。


加えて、特別企画として昨年の優勝者ラシュミさんからの応援ビデオが上映され、会場に励ましと笑顔をもたらした。今回は初の試みとしてZoomを通じたオンライン配信も行われ、日本から6名が視聴に参加した。告知は限定的であったものの、国境を越えた交流の可能性を示す取り組みとなった。

主催のA to Zランゲージセンター・西尾さんは「来年はさらに多くの企業や大学にも広く告知し、より多くの人々が参加し、つながりを築ける場を目指したい」と意欲を語っている。今回の成功を足がかりに、今後はコンテストが言語と文化を超えた交流のハブとして成長していくことが期待される。

Tweet Share
シャングリ・ラ クアラルンプールが2025年の中秋節コレクションを発表 伝統に洗練さがプラスされた月餅ギフトの決定版
シャングリ・ラ クアラルンプールが2025年の中秋節コレクションを発表 伝統に洗練さがプラスされた月餅ギフトの決定版

Mtown公式SNSをフォロー

関連メディア