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バンサーにある「FITOKIO」。溶岩石のタイルを床全体に敷いたホットスタジオで行うヨガ、ピラティス、ズンバなどのレッスンや、日本人トレーナーによるパーソナルトレーニングが人気の日系フィットネスクラブだ。8月21日、長身の立ち姿が美しい1人の日本人が訪れた。日舞パフォーマーで歌手の花園直道だ。
親会社である「東京アスレチッククラブ」が、花園が提唱する日舞とダンスを融合させた「JPN dance」をプログラムに取り入れていることが縁となり、多忙なスケジュールの合間を縫って訪問。トレーニングを体験したほか、溶岩石のスタジオで「扇子チャレンジ」と題した華麗な扇子さばきを披露した。
花園は、伝統的な動きや基礎を大事にしつつも、あらゆるジャンルのダンスの動きを取り入れた新しい形の日舞で知られている。18日~20日に開催された「ジャパンエキスポ・マレーシア2023」にも出演し、3日間で12公演を行った。「時に20キロ近い衣装を着ることもある。片足でバランスを取ることが多く、体幹が大事。トレーニングは欠かせない」そうだ。
12歳の時、母親の影響で日舞を習い始め、14歳からは津軽三味線に夢中になった。ギターを手にバンド活動を始める友だちが多い中、「とにかく人と違うことをやっていきたいという思いがあった」という。
今年10月には新曲をリリースし、来年4月には明治座(東京)での公演が控える。「伝統をしっかりと継承した上で、日本の若い世代、そして海外のあらゆる文化の人たちに日本の魅力が伝わるよう、クリエイティブな発信をし続けたい」と意気込む。