ホームタウン情報J’s Gate DiningがJapan Rail Diningへリブランド -日本の文化・食・ライフスタイルを楽しめる体験空間の創出へ -
J’s Gate DiningがJapan Rail Diningへリブランド -日本の文化・食・ライフスタイルを楽しめる体験空間の創出へ -

J’s Gate DiningがJapan Rail Diningへリブランド -日本の文化・食・ライフスタイルを楽しめる体験空間の創出へ -

2026.01.22 ライフスタイルレビュー

2026年1月8日(木)、クアラルンプールの「Lot 10」4階にあるレストランフロア「J's Gate Dining」が、「Japan Rail Dining」として生まれ変わりました。Japan Railブランドを通じ、シンガポールなど東南アジア各地で日本の魅力を世界へ発信してきたJR東日本グループ 。

ここマレーシアにおいても、日本ファンの文化や食を心ゆくまで楽しめる「体験空間」の創出を目指します 。

今回、JR東日本マレーシア事業開発の代表である伊藤氏と、JR東日本東南アジア事業開発の谷部氏に、リニューアルの背景やJapan Rail Diningのコンセプト、今後の展望についてお話を伺いました。

左:谷部氏 右:伊藤氏

「Japan Rail Dining」への名称変更に込めた想い 

2024年4月から旧J's Gate Diningの運営に携わってきたJR東日本が「Japan Rail Dining」へのリブランドを決断した背景には、従来の「フロアオペレーター」という枠組みを超えた、より能動的な戦略があります。

これまでの運営形態では、フロアの管理という「場所の提供」が主となり、運営側が主体となった特定の地域のプロモーションや、大規模なイベントを実施することは容易ではありませんでした。

そこで、「Japan Rail」ブランドを通じて東南アジアに日本の魅力を伝えてきたJR東日本グループは、「Japan Rail Dining」へのリブランドを行い、自ら情報発信する場としての体制を整えました。

さらに、JR東日本グループが展開する4 つのブランド(Japan Rail Dining、JAPAN RAIL CAFE、JAPAN RAIL CAFE CLUB、THE JAPAN RAIL FAIR)が連携することで、海外にいながら日本を『味わい、知り、つながる』ことのできる立体的な体験空間を創出しています。

これにより、現地で高まる日本への関心をさらに喚起するだけでなく、日本に関する最新情報を得られる場として、また文化や食を体験できる空間として機能させ、将来的に実際に日本へ足を運んでもらうためのきっかけづくりに繋げたいと伊藤氏は語ります。 

Japan Rail Diningのコンセプト:クアラルンプールに「渋谷」を創る 

Japan Rail Diningには、やよい軒やモーモーパラダイス、ハラルラーメンのKAGURAなど、計18店舗が出店しています。このフロアが目指しているのは、単に「美味しい日本食」を提供する場にとどまりません。

谷部氏は、Japan Rail Diningを「日本の流行の発信地である『渋谷』のような場所にしたい」と話します。それは、日本食を味わうだけでなく、『ここに来れば日本の最新情報が手に入る』と感じてもらえる空間の実現を目指しています。

主なターゲットは、トレンドに敏感な20代から30代の現地の若者層やファミリー層。
彼らにとって身近で、定期的に足を運びたくなるような、グルメやカルチャーを通じて「今の日本」を体感できる場づくりを展開していきます。

そのためフロア内では、ラーメンや寿司だけでなく、日本で話題を集める店舗の誘致など、日本国内の飲食ブランドの海外展開を支援する「お試し出店区画」を設けて、日本の新たな食トレンドが流入する仕組みを整えています。 

JAPAN RAIL CAFE

このフロアにおいて、リニューアルオープンと同時に新たに誕生したのが、JR東日本グループが運営する「JAPAN RAIL CAFE」です。

シンガポール、東京に続く世界3店舗目となる同カフェは、軽食を提供するだけでなく、訪日旅行や日本文化に関する情報を得られる場として、また現地の日本ファン同士が交流し日本とつながるコミュニティスペースとしての役割も担っています。

さらに、JR東日本グループが自ら運営することで、その思想や取り組みをダイレクトに発信していく狙いがあります。

厳選されたコラボレーションメニュー

メニューにも、JR東日本グループならではのこだわりが詰まっています。

おにぎり(ほんのり屋監修):
JR東日本のエキナカで大人気のおにぎり専門店が監修。日本らしい「Traditional Onigiri」、SNSで映える「New Tokyo Style Onigiri」、マレーシアならではの「Local Fusion Onigiri」など多彩なメニューが楽しめます。


フルーツパフェ(果実園リーベル監修):
東京駅で絶大な人気を誇るフルーツパーラーが監修するパフェが登場予定。厳選された日本のフルーツを使い、現地の人が手に取りやすい価格で本物の味を届けます。

月替わりの地域プロモーション

JAPAN RAIL CAFEの最大の特徴は、定期的に開催される地域プロモーションです 。
開業月となる2026年1月~2月は「宮城県・東北エリア」をテーマに、仙台ターミナルビル株式会社と連携したイベントを実施する予定です。

単なる観光地紹介にとどまらず、震災復興の象徴でもある仙台・荒浜の観光農園を取り上げるなど、日本の「今」の取り組みを伝え、より深い理解と共感を育む情報発信が行われます。

今後の展望

今後、JR東日本グループは日本ファンを獲得・育成する取り組みの一環として、マレーシアの日本ファン向け有料コミュニティ「JAPAN RAIL CLUB」を立ち上げる計画です。
入会者は、JAPAN RAIL CAFEでのメニュー割引や試食会への招待といった特典を受けられるほか、将来的には日本旅行時の優待も用意される予定です。顧客との接点を一度きりで終わらせるのではなく、中長期的に「日本のファン」として関係を深めていく戦略といえます。

Japan Rail Diningの挑戦は、今回のリニューアルオープンで完結するものではありません。
日本の鉄道会社ならではの強みを生かし、日本のTOD(鉄道を基盤とした都市開発)を構築するという壮大なビジョンを掲げています。

一つの拠点から街の魅力を波及させていく日本のノウハウを、このマレーシアの地で再現しようとしているのです。日本体験の最前線として進化を続けるJapan Rail Diningの今後に、ますます目が離せません。  


【店舗情報】 
施設名:Japan Rail Dining 
所在地:Lot 10 4th Floor, Lot 10, Bukit Bintang 
総面積:2,519㎡ 
店舗数:18店舗 
営業時間:11:00~22:00(日~木)、11:00~23:00 (金・土) 
SNS:Instagram @japan_rail_dining @japanrailcafemy 

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