ライオンズクラブ・ブキッビンタン支部、孤児院の子どもたちを対象に日系工場見学を実施

ライオンズクラブ・ブキッビンタン支部は、2025年5月17日、孤児院「恩恵之家（Rumah Charis）」に入所する12歳から18歳の女子11名を対象に、日系精密部品メーカー・Mikuro Metal Snd. Bhd.（ミクロメタル株式会社）の工場見学を実施した。

この取り組みは、将来を担う若者たちに「気づき」と「学び」の機会を届けたいというクラブメンバーの発案により実現した。
見学先となったミクロメタル社は、極細線ばねや医療用ばねなどのオーダーメイド精密ばねを製造・販売する日系企業で、工場では100台以上のメカトロニクス設備が連動し、1日4万個以上の金属バネを生産している。

子どもたちは、工場内での製造工程を間近で見学し、「小さな部品が生活のさまざまな場面で使われていることに感動した」と目を輝かせていた。

当日は、あさひバケーションズトラベル＆ツアーズ（KL日本人会内）がバスを無償で提供し、また、見学当日に15歳の誕生日を迎えた少女には、バースデーケーキ、子どもたち全員にアズキアイスクリームがプレゼントされた。

昼食には、ライオンズクラブが朝日カフェ（KL日本人会内）に手配した、アレルギーにも配慮した手作り弁当が提供された。
栄養バランスに優れたお弁当は好評で、子どもたちの心と体を温めた。

今回の体験に対し、恩恵之家のコーディネーターであるアンドリュー・リム氏からは、次のような感謝の手紙が寄せられた。

「子どもたちは、工場の圧巻の製造現場に目を奪われ、多くの学びを得ることができました。このような機会を与えてくださったすべての皆様に、心からの感謝と敬意を表します。」
 

ライオンズクラブの活動について

ライオンズクラブ・ブキッビンタン支部では、今後も自然保護団体への寄付や、マレーシアおよび日本における震災支援などを通じて、地域社会および国際社会への貢献活動を継続してまいります。

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