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2月3日(土) マラヤ大学にて、日本語を学ぶマレーシア人学生による日本語弁論大会が開催されました。
この大会は、NGO団体ALEPS※が主催し、今年で5回目を迎えます。 参加者は、日本留学予備教育機関に通う学生たちです。卒業後は、奨学金で日本の大学や高専への留学を予定しています。 学生たちの声援で熱気に溢れかえる会場。6分間のスピーチと質疑応答の内容をもとに審査が行われました。自身の経験や目標をテーマに、身振り手振りを交えて感情のこもったスピーチを披露した学生たち。その姿には大きく心を動かされるものがありました。
※Alumin Look East Policy Society 東方政策元留学生同窓会
優勝者のアニスさん(帝京マレーシア日本語学院)
12名の出場者のうち、優勝に輝いたのは、帝京マレーシア日本語学院のアニスさん。幼少期を日本で過ごしたアニスさんは、「自分の母語は何語なのか?」という葛藤やそこから見えた決意を流暢な日本語でスピーチ。受賞後のインタビューでは、「4月からは日本で教育について勉強します。将来の目標は日本語を使って教育に携わることです」と力強く語ってくれました。
他の出場者も非常にスキルが高いうえに心打たれるスピーチばかり。なかには、日本語力ゼロの状態から2年間一生懸命勉強し、学校内の予選を通過、大会出場を果たした人もいました。 このような意欲ある優秀な人材がこれからの日本・マレーシア関係の架け橋となることは間違いないでしょう。
日本では、人材確保のため外国人学生を採用する企業が増えています。また、政府は2033年までに留学生受け入れ40万人の目標を掲げました。留学前に、マレーシアにいながら日本語力を身につけ、心構えができる環境はとても貴重です。今回の出場学校やALEPSが担う役割は今後ますます重要となるでしょう。 先人が培ってきた長年の両国の友好関係が連綿と受け継がれ、次世代に繋がる、笑顔溢れる温かい大会でした。
手作りの垂れ幕やうちわをもって仲間を応援
・帝京マレーシア日本語学院(PBT)
・マラヤ大学予備教育部日本留学特別コース(AAJ)
・クアラルンプール大学日本大学プログラム(UniKL JUP)
・国際教育カレッジ(INTEC)
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