ホームタウン情報恒例の盆踊り大会、今後の運営継続への課題は
実行委員長・中林徹氏に聞く
恒例の盆踊り大会、今後の運営継続への課題は
実行委員長・中林徹氏に聞く

恒例の盆踊り大会、今後の運営継続への課題は
実行委員長・中林徹氏に聞く

2024.08.08 ライフスタイルレビュー

2024年7月20日に開催された第48回盆踊り大会は「世界最大級の盆踊り」として今年も3万人超の来場者が参加し、盛況のうちに幕を閉じました。ただ、今後も安定した形で運営を継続するには、少なからず課題があるようです。今回の大会実行委員長を務めた中林徹氏にお話を伺いました。

大会実行委員長・中林徹氏コメント

今回の大会実施に当たっては、初めての試みとして「オンラインでの事前登録」を皆様にお願いしました。

主な理由としては、セキュリティ対策もさることながら、寄付を募りたかったという事情もありました。

多くの皆さんがお集まりになるイベントに成長しましたが、実は運営資金のやりくりが厳しく、運営事務局だけでは全てを賄えず、過去2年赤字となってしまっています。

今年のイベント実施に当たり、参加費を有料とするか、従来通りに無料で実施するか、多くの議論を重ねてました。結局今回は、参加費無料で開催しましたが、一方でオンラインで参加登録をする際に寄付ができるような仕組みを作りました。

今後も継続的に運営するためには収入確保は重要です。今回、任意での寄付として6,000リンギを集めることができました。いただいた寄付金は運営費へ補充、することにしています。

一方、事前登録制にすることについても議論がありました。登録のシステムは試験的に導入したわけですが、事前登録せずに来場される方がいて入場ゲート付近が混乱してしまうのではないかと危惧しました。結果として皆様の協力もあって大きな混乱もなく入場頂く事ができました。今後のイベント開催に向けてこのようなやり方は参照できるのではないかと思っております。セキュリティの強化にも寄与することでしょう。

盆踊り大会は、多くのボランティアの支援によって開催されています。無事に成功裡に終わったことは、実行委員会をはじめ、クアラルンプール日本人会、各協賛団体などによる支援の賜物です。来年も引き続き、実施できるよう、皆さんのご理解とご協力をお願いいたします。

日本人のみならず、毎年多くのマレーシア人が開催を待ち望んでいるクアラルンプール日本人会主催の盆踊り大会。この先も安全に継続的に運営ができることを期待したいですね。

Tweet Share
ダイキンマレーシア マレーシア創業50周年 ダイキン工業創業100周年 記念イベントを開催
日本祭り(Nihon Matsuri 2024)京都嵐山を再現! 餅つきやコスプレ大会、屋台フードなどで多くの来場者が賑わう

Mtown公式SNSをフォロー

関連メディア