佐賀県を舞台にした大人気マレーシアドラマ「From Saga with Love 2」のシーズン2試写会が開催

10月16日(水)、佐賀県を舞台にしたマレーシアドラマ「From Saga with Love 2」の公開に先駆けてプレス発表会・試写会が行われた。当作品はマレーシアを始めとした東南アジアで展開する動画配信サービス「Viu」で2023年9月に配信され、2ヶ月連続首位を記録。マレーシアメディアが選ぶ流行ドラマTOP5にも選ばれ、続編の制作が決まった。

 日下部支店長(中央左)ほか制作スタッフやANAの皆さん 

　誘致・支援を行ったのは、非営利団体の佐賀県フィルムコミッション。県の観光振興を目的に、国内外の作品を誘致している。2013年にタイからのロケ誘致を進めた結果、タイからの観光客は約30倍に増加。この成功を踏まえ、マレーシアからの誘致を開始し、当作品の撮影が始まった。1作目のロケ地は6市町10ヶ所だったところ2作目は8市町30ヶ所に拡大し、より多くのロケ地がドラマ内に登場。主要キャストの1人が佐賀大学の留学生になる設定や県産品の登場など、さまざまな切り口で佐賀県の魅力を発信している。お笑い芸人のKLキンジョー氏は、日本語セリフ翻訳とセリフレクチャーを担当。撮影を前にセリフの読み方や感情の入れ方をキャストに伝授した。 

　また、シーズン2からは全日本空輸株式会社（ANA）が協賛したことも注目を集めている。オフィシャルパートナーエアラインとなったANAクアラルンプール支店長、日下部稔様にお話を伺った。 

「映画やドラマといった映像コンテンツが旅行・観光需要に与える影響は非常に大きいと思っています。まだ認知度が低い日本の地方都市を知ってもらい訪れてもらうには絶好の機会と思い、大ヒットした作品のシーズン2の制作が決まった際、ぜひ協賛させてほしいとの思いをプロデューサーに伝えました。ANAは制作・撮影チームの渡航や空港での撮影を支援したほか、佐賀への特別運賃設定や旅行商品造成により訪日客の拡大を目指します。多くの方にご視聴いただき、主人公たちが繰り広げる愉快なストーリーをお楽しみいただけたらと思います。このドラマを通して佐賀県の魅力がより広く認知され、相互交流の一層の拡大に繋がることを願っております。」 

会場前には大きなフォトスポットが設置され、登場人物たちの等身大パネルが並んだ。写真や動画撮影を楽しむ人が多く、SNSでも盛り上がりをみせている。試写会前にはメインキャスト5名の登壇やメインテーマソングのスペシャルパフォーマンスが行われ、会場からは歓声が上がった。試写会が終了すると拍手が湧き起こり、会場にいる誰もがドラマの完成を祝福した。ANAによる佐賀までの航空券・宿泊券が当たるコンテストの開催も発表され、今後益々の盛り上がりが期待される。 

ウミ・サルワナ・オマル監督による、佐賀県を舞台にマレーシア人の男女が繰り広げるラブコメディ。シーズン2は動画配信サービスViuにて、2024年10月17日より毎週木曜日にエピソード配信。日本では10月よりABEMAにて、日本語字幕版を無料配信している。主人公カルマを演じるのは、国内の賞レースを席巻し、今最も勢いのある俳優のひとりのシティ・カディジャ・ハリム氏。佐賀大学の留学生ビアンカ役には、最も人気のある連ドラ女優に選ばれたソフィア・アルバ・ラクバ氏が出演する。 

 

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