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スーパーや市場に行くと、見慣れないローカル野菜や食材が多数並んでいます。気にはなるけれど調理法が分からず、結局、馴染みのある食材ばかりを選び、献立がマンネリ化しがちな方も多いのではないでしょうか。ローカル食材の調理法がわかれば、食事のバリエーションが増え、よりバランスの良い食生活を送ることができるかもしれません。
今回は、日本人会会員のMTownライターが、KL日本人会が年数回開催している料理講習会に参加。その様子を特別に!少しだけご紹介します。
講師は、インド系マレーシア人の妻ちはる先生。
食材の下ごしらえから調理法まで丁寧に教えてくれました。
今回の食材は、サツマイモの葉とキャッサバ芋。柔らかいサツマイモの葉の部分は、豚肉やテンペと共にローカル調味料で和風味の炒め物に。茎の部分は、佃煮に使いました。キャッサバ芋からは、ローカルの屋台でも人気のスイーツ、キャッサバ芋の揚げボールを作りました。いずれも、小さい子どもにも食べやすいメニューでした。
まずは、キャッサバ芋の下ごしらえから開始。タピオカに使われている芋ですが、日本では目にすることはありません。その理由は、青酸配糖体と呼ばれる痙攣などを引き起こす毒が含まれており、生の状態での輸入が禁止されているためです。この毒の取り除き方を、ちはる先生が丁寧に教えてくれ、受講者たちが実践。毒は、皮の直下と芯の部分にほとんど含まれているため、皮を厚めに剥き、芯を取り除き、たっぷりの水でしっかりと茹でることで除去できるそうです。こどもも大好きなキャッサバ芋の揚げボール
サツマイモの葉の茎の部分は、筋が非常に硬く、炒め物で食べることはできないそうです。葉と茎を分け、茎の部分は皮を剥いて佃煮に使用しました。
サツマイモの茎は皮を剥き、アク抜きして丁寧に下処理を
そのほか、炒め物に使用したテンペは、大豆を丸ごと発酵させたマレー半島やインドネシアの伝統的な食材の1つです。スーパーでも簡単に手に入るヘルシーな食材でありながら、初めて使用する参加者も多数いました。
調理後は先生を囲んで完成したメニューを皆で実食しながら、受講した感想を話し合いました。参加者からは「お弁当のおかずにも活用できそう」「自宅で、こどもといっしょに作ってみよう」といった感想が!今後の献立に大いに活用できそうでした。
献立が完成したら皆で実食
KL日本人会会員限定ですが、機会がある方にはぜひ参加をお勧めしたい講習会。
次回の日程が決まり次第、KL日本人会ホームページにてお知らせがあります。