ホームタウン情報「ミュージアム・ネガラ」 12月まで日本語ガイドツアーが週3回に
「ミュージアム・ネガラ」 12月まで日本語ガイドツアーが週3回に

「ミュージアム・ネガラ」 12月まで日本語ガイドツアーが週3回に

2023.10.12 イベントレポート

これまでの毎週金曜日・土曜日に加え、12月まで毎週水曜日も日本語ツアーを実施! 
午前10時にスタートし、所要時間は約1時間程度。参加希望の方は5分前までにロビーに集合ください。事前予約は不要。ガイドツアーは無料です。 

研修を終えた第12期のみなさん。10月からガイドデビュー

伝統的なマレーの宮殿を模して作られた建築装飾が特徴的な国立博物館(ミュージアム・ネガラ)。1963年に開館し、今年60周年を迎えます。館内は、先史時代~初期歴史時代、マレー諸王国時代、植民地時代、現代の4つの時代区分にそってコレクションが展示され、鑑賞後は、まるでタイムマシーンに乗っていたかのような感覚に! 

ギャラリーA

先史時代~初期歴史時代 

東南アジア最古の完全な人骨「ペラマン」

マレー半島ルンゴン谷にある200万年前には存在したとされる遺跡群は、1カ所からの出土としては世界でも有数の遺跡で、アフリカ以外では最古の遺跡のひとつとされ、2012年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。その場所から見つかったもののひとつが、ほぼ完全な状態で発掘された人骨「ペラマン」。なぜ保存状態が良好だったのか?マレーシアでは考古学的に重要な遺跡や遺物の発見が進められていて、このほかにも興味深い展示ばかりです。

マレーシアにおける最初の王国ブジャン谷にも注目!

ギャラリーB 

マレー諸王国時代

イスラム教への改宗儀式の様子
 

国際貿易の拠点、マラッカ王朝繁栄の裏に王の驚愕な決断あり!
15世紀から16世紀にかけて、港湾都市として栄えたマラッカ王国に関する資料を中心に展示されています。国際貿易の一大拠点となった要因には、地形的な優位さ、商売を円滑に行うための法整備などがありますが、そのほかにも、財力のある中東のイスラム商人マラッカの地に引きつけるために、なんと!まずは国王がイスラム教に改宗しました。この改宗により、アラブ圏との交易をよりスムーズに行えるようになり栄えていったんですね。 

ギャラリーC 

植民地時代

日本軍が使用したのは自転車!?

1941年12月8日太平洋戦争開戦の日。日本軍はコタバルからマレー半島に上陸し、英国軍のアジア最大の拠点シンガポールを目指しました。約1,100kmの移動に使ったのは、自転車だったそうです。自転車を利用した理由、さらにはこの地で起きたことなど、マレーシアで暮らす日本人として知っておきたい歴史を学べます。 

ギャラリーD

今日のマレーシア

ムルデカスタジアムで独立を宣言する「マレーシア独立の父」トゥンク・アブドゥル・ラーマン初代マラヤ連邦首相

マレーシア国旗「栄光のストライプ」
長い植民地時代を経て、1957年8月31日にマラヤ連邦として独立。1963年9月16日にシンガポール、サラワク、英領北ボルネオ、マラヤ連邦による統一国家マレーシアが成立しました。しかしシンガポールは1965年に分離独立を宣言します。多民族国家ならではの要因が、国家誕生、シンガポールの分離に大きく影響しています。マレーシア国旗は「栄光のストライプ」と第4代首相のマハティールが名づけました。ガイドツアーを通して、その思いに触れてみてください。

国立博物館(ミュージアム・ネガラ)

入場料(外国人) 
大人: 5RM 
6歳~12歳:  2RM  
6歳以下: 無料 

日本語ボランティアガイド研修生募集中 

現在、30名を超える日本語ボランティアガイドが活躍中! 一緒にマレーシアの歴史を伝えませんか? 年齢、知識、経験などは問いません。まずは気軽に説明会にご参加ください。 

日時:11月15日(水)もしくは12月13日(水)10時~(約2時間) 
場所:国立博物館ボランティアルーム 
申し込み(メール):mvj.kensyu@gmail.com

件名に「説明会希望」と明記し、ご希望の日をお知らせください。

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