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奈良食品フェア ペナンで開催中

奈良食品フェア ペナンで開催中

2023.11.30 イベントレポート

奈良県産品の海外輸出を促進しようと、日本貿易振興機構(JETRO)奈良事務所は、株式会社南都銀行と連携し、マレーシアで初めてとなる「奈良食品フェア」を ペナンのTJ Health Foodで12月2日まで開催している。

JETROの企画で奈良県を視察したマレーシア人のバイヤーが、県内の工場や店舗をまわり、伝統や製法、つくり手の想いなどに触れ厳選した麺類、調味料そして飲料を販売。
マレーシア国内の購買力や健康志向の高まりを受け、自然の素材を活かした高品質なモノづくりを得意とする奈良の食品メーカーも、新たに市場に参入したい考えだ。

オーガニック「法隆寺醤油」

商品の1つ、ニシキ醤油株式会社(奈良県斑鳩町)の「法隆寺醤油」は、農薬などを使わないオーガニックの醤油で、北海道で有機栽培された大豆と小麦を使っている。

大方栄取締役営業部長は「多民族国家のマレーシアであれば、ムスリム、中華系など多様な消費者の反応がわかるため、今後、販路拡大に向けてハラル認証を取得するかどうかの判断材料を得られやすい」と話す。 
 

インスタント素麵「スープ素麺」

フェアではこのほか、奈良県桜井市にある株式会社池利が、特産の「三輪素麺」や、お湯を注ぐだけで簡単に作ることができるインスタント素麺をアピールする。

ペナンに先駆けて開催したクアラルンプールのスーパーMercato Pavilion KLでのフェアでは、売り場で茹でたそうめんを、醤油ベースのつゆのほか、トムヤムクンのつゆで提供。訪れた買い物客らは足をとめ試食をしていた。

そうめんを試食したマレーシア人の女性は「細い麺なのにコシがあって驚いた。今まで食べた麺の中で一番美味しい」と笑顔を見せていた。

JETROによると、20日からフェアが行われているペナンでも連日大盛況で、会場の TJ Health Food の閉店時間まで客足が止まらない状態という。

「そうめんや醤油の原料は何か?」「ベジタリアン向けの醤油はあるのか?」など食材や健康への意識が高い客からの質問も多いそうで、関係者は「どういう説明があれば良いのかもわかり、貴重なマーケティングの機会になった」と話す。 

賑わう店内(ペナン)

JETRO奈良事務所の木川美樹子所長は、「関心を持っていただくためには、珍しさとストーリー性が必要だと考えている。例えば桜井市は手延べそうめん発祥の地とされるなど、奈良県の食品には伝統や文化といった物語がある。

食べて知って、奈良県を訪れたいと思っていただき、実際に奈良県に来て食して、そして帰国してまた商品を楽しんでいただくというような良い循環を作っていきたい」と意気込む。

そうめんへの関心も高い(ペナン)

ペナン「奈良食品フェア」

[期間]~12月2日(土) まで。 

[場所] TJ Health Food

<販売商品>
麺類:素麺、葛きり、はるさめ、スープ素麺(株式会社池利・奈良県桜井市)
調味料:醤油、ぽんず、麺つゆ、とんかつソース(ニシキ醤油株式会社・奈良県斑鳩町)
飲料:抹茶ポーション、コーヒーポーション(株式会社やまと蜂蜜・奈良県奈良市)
※フェア終了後も一部の商品はMercato Pavilion KLで購入可能。

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