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異国の地での妊娠、出産には不安もつきものでしょう。
日本では妊娠して届出を行うと行政からの指示やサポート内容を丁寧に教えてくれるのに比べ、マレーシアでは妊娠がわかったらみずから動いて信頼できる情報や相談できる場を見つける必要があります。
幸い、マレーシアには不安を解消できるサポートがいくつかあります。
その1つが、クアラルンプール日本人会で長年行われている「出産準備教室」です。
1998年に発足し、2023年で25年目を迎えます。
長年受け継がれてきた運営経験と質の高さから、日本人会でも高く評価されている取組みです。
コロナ禍で2年半ほど休止し、2022年から再スタート。
年に3回開催しています。
一般的な妊娠・出産の知識を網羅的に学べる他、土曜日に行われるカップル講座では夫婦で参加して父親の役割や妊婦体験、沐浴実習などを2人で学ぶことができます。
また、マレーシアの出生届の手続き方法などマレーシアならではの情報を聞けるのはとても助かります。
上のお子さんを連れての受講も可能です。 ▲沐浴実習の様子
妊娠中の過ごし方、栄養について、妊婦体操、お産の経過、バースプラン作成方法、授乳の仕方、予防接種、父親の役割、出生届の手続きなど。
他にも実際に現地で出産した方、子育て中の方からの病院の話やライフハックはとても貴重! ▲マタニティヨガ
なんと日本で看護師や助産師として実際に活躍してきた方々が講師を務め、ボランティアとして運営しています。
テキストの準備から当日の運営まで、多くの方の好意によって長年支えられてきたのです。
自身も子育て中の親として、妊娠、出産の経験者として、講師の方々が親身になってかけてくれる言葉は本当に温かく、赤ちゃんを迎える楽しみをふくらませてもらえます。
昨今はインターネットで簡単に情報を得ることができますが、経験者から直接指導を受ける機会があることで生の声や生きた情報が得られます。
また同じ時期に妊娠出産を迎える同士が知り合い、出産後もつながれる仲間を作れるのは心強いでしょう。
出産のあとは子育てが始まります。
プレママ・ママの交流の場として次のようなイベントが定期的に開催されています。
日本では医師の判断でアドバイスしてくれるケースが多いですが、マレーシアでは「Depends on you」と言われることもしばしばで、妊婦側が判断を求められます。
判断材料を得るために説明を求めるときちんと答えてくれるので納得いくまで質問しましょう。
大事なのは医師との信頼関係を築くことです。
日本では自然分娩が主で、麻酔科医を必要とする無痛分娩ができる病院が限られていますが、マレーシアでは無痛分娩が一般的です。
長い陣痛で母体の体力を消耗させないことにより、産後の回復を早めるという合理性があります。
ダウン症など赤ちゃんの染色体疾患を調べる出生前診断は、日本での受検者数は10%以下、高齢出産の方で25%ですが、マレーシアでは一般的です。
日本で20万円前後と高額ですが、マレーシアではRM600~(検査内容による)で受けられることも理由の1つです。
検査方法は採血のみ。性別も判明します。(※参照URLあり)
日本では初産で7日間、経産婦で5日間ほど入院できますが、マレーシアでは産後1~2日で退院となります。
帝王切開でも2~3日の入院です。
退院後のケアを準備しておく必要があります。
産褥アマさん、産褥院、産褥食のデリバリー、産褥マッサージなど、さまざまなサービスがあります。
こちらでは産後2か月で職場復帰することもあり、母体の早期回復が必須。
お金をかけて解決するイメージです。
日本の戸籍を取得するために日本大使館に申請をする必要があります。
期限があるのでそれまでに行うこと。
その後、パスポートとVISAの申請があるので、マレーシアから出国できるのは少なくとも3か月以上先になります。
ほかにも、尿検査の仕方が簡易的だったり、産褥アマさんのやり方に驚いたりと、海外での妊娠出産は異文化を目の当たりにする体験でもあります。
日本でもマレーシアでも出産は一大イベントです。
メリットデメリットをよく調べて、納得のいく選択をするようにしたいですね。
[営業時間]
9:00-22:00
窓口営業時間:平日:9時から17時、土曜:9時から13時、日曜祝日:休み
[住所]
2, Jalan 1/86, Taman Seputeh, 58000 KL
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