首相、隔離違反の閣僚にさらなる法的措置求める-2020/08/25
2020.08.25 政治・社会ムヒディン首相は8月24日、海外から帰国後の自宅隔離義務を無視したモハマド・カイルディン・プランテーション産業・商品相に対し、さらなる法的措置を取るように求める声明を出した。首相が現閣僚を名指しで批判するのは異例。
首相は「マレーシア人は全員、国内の法に従う必要があり、例外はいない」と述べ、関係当局が徹底的な捜査をし、法的プロセスに従って適切な措置を取るよう求めた。
カイルディン商品相はすでに当局から1000リンギの罰金刑の処分が下されている。しかし、与党内やソーシャル・メディア上では「処分が軽すぎる」との批判が相次いだ。また、標準運用手順(SOP)を順守せず摘発されている人数も増えていることから、首相はこれらを憂慮し声明を発したようだ。
商品相は7月上旬にトルコを私的に訪問したが、帰国1週間後に国会に出席していた。野党側はこれを暴露し、批判が拡大した格好となっている。