ネスレ、5年以内に全商品の包装を再利用化-2020/08/26
2020.08.26 経済・現地企業食品製造のネスレ・マレーシアは8月25日、2025年までに国内の全商品の包装をリサイクルできる素材に切り替えると発表した。同社のジュアン・アラノルズ最高経営責任者(CEO)が述べた。
アラノルズCEOによると、現在全商品のうちすでに90%はリサイクルできる包装に切り替えている。同社はミロのほか、ネスカフェ、マギー、キットカットなど500種類以上の商品を製造販売している。
また、今後、完全にリサイクルできる素材に切り替えるは、再利用できないプラスチック製容器の廃止、リサイクル率の高いプラスチックの使用の奨励、複雑な包装材を廃止または変更していく。段階的にすべての商品の包装を変えて行く方針だ。
一方、一部商品についているプラスチック製ストローは年内に廃止して紙製ストローに切り替える。これに伴い、年間ストロー2億本分のプラスチックを使わずに済むことになる。
同社は25日にセランゴール州プタリン・ジャヤ市とリサイクル回収プログラム事業の覚書(MOU)を締結した。対象地区はバンダル・スリ・ダマンサラとアラ・ダマンサラ地区で、クリーンで持続可能な環境作りを目指す。