サラワク州で狂犬病再び、1人死亡-2020/10/24
2020.10.24 政治・社会保健省のノール・ヒシャム事務次官(衛生総監)は10月22日、サラワク州シブで狂犬病にかかった女性(34)1人が18日に死亡したと発表した。今年に入って狂犬病による死亡者はこれで4人目。
同事務次官によると、女性は10月初めに野良犬にかまれ、その後に足がよろつくようになった。今月12日にシブ病院に入院したが、容態は悪化して18日に死亡した。検死の結果、狂犬病とわかった。
女性の自宅周辺には野良犬が多く、そのうちの1匹がかんだとみられるが、この犬はすでに周辺住民らに殺されて処分されてしまったため、この犬が狂犬病にかかっていたかどうかは不明だという。
同省はシブ当局にこの自宅周辺の野良犬を確保するよう指示を出した。
同州では2017年から狂犬病非常事態宣言が出ている。それ以来、すでに26人が死亡している。