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汚職事件「1MDBスキャンダル」で服役中のナジブ・ラザク元首相が、自宅で刑期を執行することを求めた訴訟で、マレーシア最高裁は重要な判断を下した。
ナジブ氏側は王室による「自宅監禁を許可する文書」が存在すると主張し、その履行を求めていた。
最高裁は文書の存在自体は認めたが、その真正性や法的拘束力について判断できないとし、審理を高裁へ差し戻した。
この決定により、ナジブ氏が自宅監禁へ移行する可能性は法的に残された形となる。
与党内では支持と反発が分かれ、野党や市民団体からは「法の下の平等が損なわれる」と批判が噴出。
一方、ナジブ氏支持者は「政治的迫害の是正」として歓迎している。
1MDB事件は国際的な注目を集めた大規模汚職事件であり、今回の司法判断は国内外で大きな反響を呼んでいる。
今後の審理結果次第では、マレーシアの司法制度と政治環境に新たな波紋を広げることになりそうだ。