収容所脱走の「黒幕」を特定 130人は依然逃亡-2022/04/22
2022.04.22 政治・社会4月20日早朝にクダ州スンガイ・バカプ一時収容所から500人以上の違法外国人が脱走した事件で、クダ州警察は脱走を企てた「黒幕」を特定したと発表した。
この男は30代で、所内で暴動を企てて多くを脱走させたという。警察はこの男の身柄をまだ確保されておらず、引き続き行方を追求している。逃走したほとんどはミャンマーのロヒンギャ族。
これまで逃亡者からの事情聴取で動機は「自由を望んでいただけ」と口々に話しているという。
捜索には一般作戦部隊(GOF)を含む14の警察のチームと出入国管理局職員ら350人で続いている。ほとんど逃亡者は靴を履いておらず、当局はそれほど遠くには逃げられないと警察はみている。そのため、収容所から半径2キロを中心に捜索している。
これまで身柄を確保された逃亡者は道端で多くが発見されており、行き場がなく茂みに隠れているところも見つかっている。
21日午後現在で男性99人、女性21人、少年5人、少女5人が見つかっていない。