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保健省は6月14日、電子たばこの使用で肺損傷(EVALI)と診断を受けた人が今月までに17人いることを明らかにした。
同省は「電子たばこは健康に悪影響を及ぼすため安全ではなく、禁煙の代替方法ではない」と注意を喚起した。
同省は2021年に肺損傷の患者を発見・治療するため、臨床管理に関するガイダンスを策定。
昨年6月からは患者のモニタリング活動も始めている。
2022年の国民健康・疾病調査で、13歳から17歳の電子たばこの使用率が14.9%であることが判明。2017年の9.8%から増加した。
また、10代の女性の間でも使用が急増しており、2017年の2.8%から2022年の6.2%に増えたという。
電子たばこに含まれる物質が加熱されて吸うと、肺の粘膜に炎症を起こし肺損傷となる。
症状は咳や呼吸困難、胸の痛みの他、吐き気や下痢、発熱なども伴う。
米国では2019年から患者が報告され、これまでに多数の死亡者も出ている。
同省は禁煙専門クリニックを各地に立ち上げており、積極的な禁煙を呼びかけている。