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世界最大手のゴム手袋メーカー、トップグローブは6月16日、2023年5月31日締めの第3四半期の業績を発表した。
これによると、3Qの収益は約5億3100万リンギ。
前期比で14%減となった一方、営業損益が約1億1900万リンギとなり、同比23%の改善。
また、税引後損益は1億2000万リンギで、前期の1億5500万リンギから23%減となった。
同社は営業損益が減少となった理由を平均販売価格の6%増や品質、コストの最適化施策の継続によるものと説明した。
パンデミック時のゴム手袋は世界的な需要が高かったが、現在は需要減となっている。
このため、同社がもつ49工場の17工場の生産を一時停止し、人員削減を行った。
手袋生産能力は50億枚減り、現在の総生産能力は950億枚。
同社のマネージング・ディレクターのリム・チョングァン氏は、経営改善のための事業再生戦略6項目を挙げ、コスト上昇など厳しい環境の中でも乗り切ると強調した。
また、手袋の消費量は衛生意識の向上で増えているとも指摘。
過去2年は供給過剰だったが、現在は顧客やメーカーの在庫が枯渇してきているため、2023年後半からは需要増となるだろうとの見通しを示した。