関連メディア
グルメシアン[外食・グルメ情報はこちら]
生活情報サイト[生活お役立ち情報はこちら]
農業・食糧安全保障省のチャン・フーンヒン副大臣はこのほど、国内生産のコーヒーの自給率はわずか3%にとどまっていると述べた。
「危機的な状況」との見方を示し、新品種や生産技術の改善で増産させていきたいとも話した。
同副大臣によると、国内のコーヒー消費量は2021年に60万キロ、2022年には80万キロに達し、今後も毎年増加するとみられる。
国内ではジョホール州などでコーヒーを生産しているが、圧倒的に足りず、国内消費量の97%を輸入コーヒーに頼っている。
世界のコーヒ市場のマレーシア産のシェアはわずか0.16%だという。
こういった状況を受けて、マレーシア農業開発研究所(MARDI)は、需要に見合ったより多くのコーヒー品種を生産するため研究を積極的に行っている。
すでにリベリカ種コーヒーのクローンを生産することに成功。
MKL8、MKL9、MKL10と命名された3つの品種を生み出した。
以前は生産期間に15~16か月要していたが、このクローン品種では8~9か月と半分に抑え込んだ。
生産期間を短縮できたことで、生産量の増量にも期待する。
同州クルアン郡やバトゥ・パハ郡ではリベリカ種のコーヒー栽培に適していることがわかった。
このため、ここで技術開発やコーヒー農園の拡大といったプロジェクトも進めていきたいとも同副大臣は語った。