アンワル首相　日本大使とJACTIM幹部らと会談

アンワル・イブラヒム首相は7月5日午後、高橋克彦日本大使と日本商工会議所（JACTIM）の澤村剛朗会頭らと会談した。

澤村会頭と小野澤麻衣参与（日本貿易振興機構（JETRO）クアラルンプール事務所長）は、マレーシアの日系企業のうち96％が撤退しない意志を示し、うち約半数が今後1～2年の間にビジネスを拡大したいとの調査結果を首相に伝えた。

また、既存企業への再投資控除策の重層化、電気代などのコスト上昇の緩和、一般労働者の安定確保、 職業訓練学校（TVET）の改革による高度人材育成、ビジネス手続きの簡素化、脱炭素実現に向けた中長期政策の策定を首相に提案した。

首相就任後、首相が特定国の経済界と会談をもったのはこれが初めて。このため、高橋大使はこれに感謝し、首相の訪日について全力を尽くしたいとも述べた。

首相は日本からの投資拡大に向けて環境を改善させたい意向をまず示した。いくつかの投資手続きの簡素化にも合意。

提案された環境政策についても賛同し、ロードマップを近く発表して方向性を示したいとも語った。

*※画像はアンワル首相のFacebookより