コタバルの美容院　女性が男性の髪を切って罰金に

クランタン州コタバル市役所はこのほど、華人女性オーナーが運営する美容院でイスラム教徒男性の髪を切ったとして罰金を科した。

このオーナーは過ちを認めて罰金100リンギを納付した。

クランタン州華人協会によると、7月中旬にこの女性は家族で訪れたイスラム教徒男性の髪を従業員の女性に切らせていた。

同協会のウイ・ポーチョン会長はこの女性に付き添って市役所を訪れた際、女性が「条例の内容を忘れていた」と理由を説明したという。

コタバル市では非イスラム教徒の女性美容師がイスラム教徒の男性に理容サービスを提供してはならないとの条例がある。

同協会はこういった条例は必ず守るよう市民に呼びかけた。

同市では先にも短パンを穿いていた華人女性に対して「わいせつ行為」として罰金刑を下していたが、連邦政府が待ったをかけて無効にさせた。