虹色のスウォッチ製腕時計　所持だけで法的処罰

内務省は8月10日、LGBTQの要素を含んでいるスウォッチ製のすべての腕時計や箱、包装紙を所持したり、着用した場合、処罰すると警告した。

2023年印刷出版物令に基づくもので、スイスの時計メーカーのスウォッチ製品は「道徳に反する可能性が高い」と指摘。

同社製の虹色の時計を所持していた場合は最高で禁固刑3年、罰金刑2万リンギになるという。

同省は今年5月、首都圏にあったスウォッチの16店舗を家宅捜索。

虹色の時計を「プライド・コレクション」として販売していたが、虹色の時計172個がすべて没収された。

同社は先に、政府からの押収通告書にはLGBTQの権利を促進する要素があり、法律に違反する可能性があるため、押収したとの理由が記載されていたことを明らかにした。

172個の押収金額は約6万5000リンギにのぼる。

同社は損害賠償と押収した時計を返却を求める訴訟を6月に起こした。