サラワク州の狂犬病患者　前年同期比で約88％増

サラワク州保健局は8月11日、年初から今月7日までの州内の狂犬病患者が15人に達したことを明らかにした。

このうち13人が死亡している。前年同期比約88％の増加。　

州内で最も多かったのはシブ郡の5人。

次いでスリアン郡4人、クチン市3人、ビントゥル郡2人、サマラハン郡1人。

11人が犬、2人は猫にかまれてそれぞれ感染した。

残り2人の感染経路は不明。

同州は2017年に狂犬病の流行を宣言。

当初は２、３年で収まると見られていたが、感染が相次ぎ、依然として収束の見通しは立っていない。

同年からの感染者は70人で、うち63人が死亡している。

感染した場合の致死率はほぼ100％。

感染防止策は野犬などに近づかないこと。

予防接種も役立つ。