関連メディア
グルメシアン[外食・グルメ情報はこちら]
生活情報サイト[生活お役立ち情報はこちら]
ナンシー・シュクリ女性・家族・地域開発相は9月14日、全国での保育所での虐待件数が増加傾向にあると明らかにした。
同相によると、通報があった件数のみで2019年は217件であったのに対し、2022年には336件まで増加した。
マレーシア登録保育者協会のウォン・ポアイホン会長は、パンデミック以降に登録保育所数が減少した上、質が悪く認可を受けていない保育所に多くの子どもたちが送られるからではないかと原因を説明。書類上の資格しかもっていない保育士もおり、子どもの権利などについて適切な訓練を受けていない人もいるという。
保護者は高額な保育所に預ける金銭的余裕がないため、無資格の安価な保育所に預けざるを得ないために虐待事件も増えているのだろうと指摘した。
これらを改善するため、同会長は政府に対して幼児ケアの政策を打ち出し、また保育所にカメラを設置することを義務付けるべきだと主張。また、職員の審査や虐待事件の処理プロセスを含めて児童保護方針を制定してすべての保育所に義務付けるべきだとしている。