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社会改革団体の「アーキテクツ・オブ・ダイバーシティ」が実施した調査によると、マレーシア人の64%が過去1年間に差別を経験したと回答した。「差別の現状調査2023」で明らかになった。
同団体のジェイソン・ウィー事務局長によると、差別は主にソーシャルメディア上が32%、就職活動中が30%、職場が29%となった。
また、差別内容については、社会経済的な地位(38%)、年齢(33%)、民族(32%)と続いた。
18歳から24歳の年齢層は民族に関する差別を経験した回答が最も多かったという。
インド人の中では「就職活動」(51%)、「住居探し」(35%)、「警察への対応」(21%)のときに他の民族よりも多く差別を経験したことが明らかになった。
また、サバ州とサラワク州の人は労働条件に対する差別を受けたと回答した人が72%にものぼった。マレー人やインド人は、他の民族よりも給与に関する差別を訴える傾向が強かった。
現政権による差別撤廃への取り組みに満足しているかどうかの質問では45%が「満足」と回答した一方で、40%が「不満」と答えた。
全国の回答者は3238人で、すべての民族からバランスよく意見を吸い上げた。