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控訴裁判所は10月13日、10年以上にわたってインドネシア人メイドを虐待していた主婦に対して禁固10年と罰金5万リンギの判決を言い渡した。この裁判は最終控訴であったため、刑が確定した。
被告のマレー人女(49)は2009年初めにインドネシア人女性をメイドとして雇った。スランゴール州クラン市の自宅で、被告の知的障害の子どもを主に世話をする仕事だった。
ところが、被告はメイドに対して携帯電話の使用を認めず、少しでもミスがあると殴打するようになった。熱湯を体にかけられてやけども負わされ、インドネシアに帰ることも認めなかったという。また、給与も10年で6000リンギしか支払われていなかった。
このメイドは2019年になって隙をみて逃げ出し、事件が発覚して被告は逮捕された。
被告は人身売買禁止法で起訴されていた。裁判長は「強制労働行ったことは明白で、これは現代の奴隷制度である」と被告を批判。「人身売買には、脅しや暴力の行使、その他の強要によって弱い立場の人間を搾取することも含まれる」として厳しい判決を下した理由を説明した。