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民間航空局(CAAM)は10月16日、格安航空マイエアラインの航空運送事業許可(AOC)を90日間停止させたと発表した。措置は即日となった。
同社は今月12日に「財政上の問題」として突然運航を停止。これについて同局は5月29日から6月1日にかけて実施されたAOC更新のための安全監査で「財政難を示す兆候はなかった」と述べている。
経営難などの問題が発生した場合、航空会社は同局に通知する規定となっているが、その連絡もまったくなかったという。このため、CAAMは「当局に事前通告なしに運航を停止したことは、マレーシアにおける公共の安全と民間航空事業全体の完全性に重大な懸念をもたらす」とも述べて批判した。
AOC停止の期間中に同局は再評価を行うため、再監査に入るという。
一方、同社の暫定的に就任していたスチュワート・クロス最高経営責任者(CEO)が16日までに辞任した。代わりに会計責任者のアザルディン・アブドゥル・ラーマン元民間航空局長が経営の責任者となった。
同社の消息筋によると、保有するエアバス社製A320s型機8機を近くリース契約を解除して返却する。リースしていた三井住友銀行グループのSMBCアビエーション・キャピタルなど数社がマイエアラインに返却するよう求めたという。
航空機を返却するとなると、同社の運航再開は極めて難しくなる。