関連メディア
グルメシアン[外食・グルメ情報はこちら]
生活情報サイト[生活お役立ち情報はこちら]
マレーシアは先に2027年開催のSEA Games(シー・ゲームス、東南アジア競技大会)をクアラルンプールをはじめとする国内複数カ所で実施することで受け入れた。これにより、ハンナ・ヨー・ユース・スポーツ相は「ペナン州、サバ州、サラワク州がクアラルンプールと共に開催地となる」と発表した。
ところがサバ州政府は、大会の共催に対する財政的な誓約を行っていないとの立場を明確にした。マシディ・マンジュン州財務相は9月4日に開かれた州の閣議後、「サバ州のスポーツ施設が十分でなく、国際的なスポーツイベントを共催する準備がまだ整っていない」と説明。その上で「今日の会議で、サバ州内閣は2027年大会の共催に対して財政的なコミットメントを行っていないことを確認した。スポーツ施設の改善が必要なため、共催の準備はまだ整っていない」と、X(旧Twitter)で述べた。
一方でヨー氏は、「他の州が費用を分担する意思がないため、共催の申し出を断って来た」と明らかにしている。
総費用は2017年開催の大会経費を参考に、約7億リンギと見積もられているという。また、サラワク州が3億リンギ、サバ州が1億リンギ、ペナン州が1,500万リンギを拠出することに同意したとされたが、今回のサバ州政府の声明はこれを否定するものとなる。