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過去数週間に渡り、新興国通貨の中でも極めて高いパフォーマンスを見せているマレーシアの公式通貨リンギ(通貨記号RM、リンギットとも表記)だが、9月30日以降も引き続き上昇を続けると予想されている。
先週にはついに1リンギ=35円を突破した日もあった。現在は34円台後半の水準にある。米ドルに対しては先週金曜日に前週比で1.6%上昇。6カ月間でリンギは米ドルに対して14.76%上昇している。
マレーシアの金融アナリストは「金融トレーダーらは今後発表される米国の主要な経済指標に対して慎重な姿勢を維持している」と指摘。米国の製造業に関するISM指数、求人労働移動調査(JOLTS)、ADP雇用変動、非農業部門雇用者数(NFP)など、注目すべき重要な指標が発表されると述べている。
また、今週は日本銀行が発表する「短観」にもトレーダーの注目が集まるだろうと分析する。
直近の「サポートレベル」は1ドル=4.0728リンギで、今週にもそのレベルに到達する可能性があるという。
サポートレベルとは、為替相場の用語で「支持線」や「サポート」とも呼ばれるもの。特定の価格水準において、通貨(例えばリンギ)がそれ以上値上がりしにくいレベルを指す。つまり、リンギの対米ドルレートが4.0728リンギのレベルに近づくと、その価格水準付近で買い支えが入り、リンギ高が止まる可能性がある。