断食開始は早くとも3月1日から＝ラマダン月に

マレーシアでは2月28日に新月の観測が行われ、その夜にラマダン開始日が発表される予定である。
 

ラマダンの開始日は新月の観測結果に基づいて決定されるため、28日中にラマダンが始まるかどうかは、新月が確認されるかどうかによる。
 

一般的には、新月が確認された翌日から断食が始まるため、28日に新月が確認された場合、ラマダンは3月1日から開始される可能性が高い。
ただし、最終的な開始日は28日中に行われる公式の発表を待つ必要がある。
 

ラマダン期間中にマレーシアを旅行または滞在する際には、いくつかの点に留意する必要がある。

まず、日中の公共の場での飲食や喫煙は避けるのが望ましい。
特にマレー系住民が多い地域では配慮が求められる。
一部のレストランやフードコートは日中閉店することがあるが、中華系やインド系の飲食店、ホテルのレストランは通常営業している。
夕方の「イフタール（断食明けの食事）」の時間帯（通常19時前後）には、レストランやフードコートが混雑するため、食事のタイミングには注意が必要である。
 

また、ラマダン中は交通機関への影響も考慮すべきである。
特にイフタール前後の18時から19時半頃は交通渋滞が発生しやすく、移動には余裕を持つことが重要となる。

加えて、イスラム教徒が多いエリアでは、特に女性は露出を控えた服装を心がけるとよい。
ラマダンはイスラム教徒にとって神聖な期間であるため、訪問者も現地の文化を尊重しながら過ごすことが求められる。