半導体ローム クランタン工場に新棟を建設へ-2021/12/15
2021.12.15 日系企業動向ローム株式会社(本社:京都市)とローム・ワコー株式会社(本社:岡山県)は12月14日、需要が拡大するアナログLSIとトランジスターの生産能力を強化するため、クランタン州にある子会社ローム・ワコー・エレクトロニクス(マレーシア)社の敷地内に新棟を建設すると発表した。
新棟は地上3階、延べ床面積は2万9580平方メートル。2022年1月に着工し、2023年8月に竣工する予定。完成後の生産能力は現在より約1.5倍増える見込み。さまざまな省エネルギー技術を用いた設備を導入し、環境負荷軽減(従来比CO2 約15%削減見込)に努める。また、最新の各種災害対策を導入することで事業継続体制も強化する。
今回の新棟建設は事業継続マネージメントの観点からアナログLSIとトランジスター生産の多拠点化を推進する一環。