王宮近くのコンド 地滑りで倒壊の危険性-2021/12/28
2021.12.28 政治・社会クアラルンプール市役所(DBKL)は12月27日、王宮向かいのタマン・ドゥタ地区にあるスリ・ドゥタ1コンドミニアムの一部が地滑りにより危険であると判定した。
斜面の土地が地滑りで杭がむき出しになり、倒壊の危険性もある。このため、コンドミニアムの管理会社は危険な住戸に対して避難するよう求めた。一部住民は19日に発生した洪水後に危険を察知してすでに避難したという。
DBKLはすでに建物の安全性などを確認するため、コンサルタント会社を指名。この会社は近く修復のための提案を提出する。
首都圏では大雨と洪水により地盤が緩んでいるところが出てきている。今月20日にはスランゴール州シャーアラムのインダリア・アパートメントでも構造上に問題があるとして住民に避難勧告が出された。また、日本人も住むバンサー・インダー・コンドミニアムでも一部で土砂崩れが発生して住民に避難するよう求められた。