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今週末、ASEANの第19回防衛相会議(ADMM:ASEAN防衛相会議)および第12回ADMMプラスがクアラルンプールで開催され、国境の緊張、人工知能(AI)による新たな脅威、災害対応強化の3点が主要な議題となる。
特に、2025年のカンボジア・タイ国境危機に端を発したカンボジアとタイの国境問題に対応するため、ASEAN観察チームを設置して紛争予防・モニタリング体制を強化する方針が明らかにされている。
また、AI技術を防衛分野で活用するにあたり、初めてとなる地域機構としての共同声明を準備。サイバーおよび海上インフラの安全保障とともに、「革新と説明責任の両立」が掲げられている。
さらに、洪水や台風など近年頻発している自然災害への対応強化策として、災害人道支援・救援(HADR)用の標準作業手順(SOP)を採択し、加盟国間の連携体制の迅速化を図る。
マレーシアの国防相は、今回の会合を通じて「ASEAN自らが地域の安全保障をリードする姿勢を示す」とコメントしており、地域の安全と繁栄のための新たな枠組みが期待される。