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マレーシアのスティーブン・シム人的資源大臣は7月28日、人工知能(AI)の進展により約60万の既存職が「リスクにさらされている」としながらも、新たな雇用機会の創出につながる可能性を強調した。
同氏は、AIやテクノロジー分野を中心に60以上の新たな職種が特定されており、その70%がAI関連であると明かし、「不安から戦略へ移行すべき時だ」と語った。
人材省が半年かけて実施した調査によると、AIとデジタル化は国家GDPの6~7割を占める10の戦略産業に大きな影響を及ぼす可能性があるという。
シム氏は、影響を受ける職業に従事する労働者にはリスキリングやアップスキリングが求められると説明し、「プロンプトエンジニア」のような新職種を例示。
さらに、AIを活用する基本的なリテラシーは、主婦を含めすべての国民に必要だと述べた。
「AIは技術だけでなく、社会倫理や法制度とも深く関わっている」とし、包括的な対応の必要性を訴えた。