関連メディア
グルメシアン[外食・グルメ情報はこちら]
生活情報サイト[生活お役立ち情報はこちら]

マレーシア・クアラルンプールで開催された第47回ASEAN首脳会議及び関連会議は、地域史上最大規模で行われたサミットとなり、複数の重要な外交・通商成果を通じて「外交的勝利」として受け止められている。
主な成果として、まず、米国と東南アジア諸国間での関税交渉や貿易協定が進展し、ASEAN加盟国が世界の半導体輸入の約45%、マレーシア単独で20%を占める中で、地域経済の存在感が際立った。
さらに、米国の トランプ大統領と中国の習近平国家主席による数年ぶりの会談開催へ向けた土台がこのサミットで整えられ、米中両大国とASEANが一堂に会した点も外交的な画期とされている。
また、東ティモールのASEAN正式加盟や、タイとカンボジア間の国境紛争を終結させる「クアラルンプール平和協定」など、地域統合と平和構築の分野でも歴史的な一歩が刻まれた。
こうした動きは、ASEANが単なる地域フォーラムから、世界的な通商・外交プレイヤーへと変貌を遂げつつあることを示しており、主催国マレーシアの存在感も大いに高まったと評価されている。