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オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相は、燃料供給の安定確保に向け、4月14日から17日にかけてブルネイおよびマレーシアを訪問する。中東情勢の緊迫化により世界的なエネルギー供給が不安定化する中、アジア諸国との関係強化を図る狙いだ。
今回の訪問でアルバニージー首相は、ブルネイのハサナル・ボルキア国王およびマレーシアのアンワル・イブラヒム首相と会談する予定。あわせて外相のペニー・ウォン氏も同行し、エネルギー分野を中心とした協議を行う。
背景には、ホルムズ海峡を巡る情勢悪化がある。同海峡は世界の石油・ガス輸送の要衝であり、封鎖の影響で供給不足や価格上昇が発生。燃料の約8割を輸入に依存するオーストラリアでは、国内で供給不安が広がっている。
マレーシアはオーストラリアにとって精製燃料の主要供給国の一つであり、肥料原料となる尿素の供給国でもある。一方、オーストラリアはマレーシアに天然ガスを供給しており、両国は相互依存関係にある。ブルネイもディーゼル燃料や尿素の供給で重要な役割を担っている。
オーストラリア政府はこれまでに、シンガポールを含むアジア諸国と燃料供給を巡る協議を進めており、今回の訪問もその一環と位置づけられる。アルバニージー首相は「不確実な時代において、重要なパートナーとの関係強化がエネルギー安全保障につながる」と強調している。
今回の訪問は、エネルギーを巡る地政学リスクが高まる中、資源確保に向けた外交の重要性を改めて示す動きといえる。