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エアアジア運航のクアラルンプール発ブルネイ行き航空便が、機内の加圧システムの異常を受けて予定目的地を変更し、コタキナバル国際空港に安全に着陸したことが関係当局および航空会社の発表で明らかになった。
フライト番号AK278便は現地時間午後1時45分にクアラルンプール国際空港(KLIA)を出発し、ブルネイへ向かっていたが、飛行中にキャビン(機内)加圧に関連する異常が検知されたため、運航乗務員は安全を最優先し予防的措置としてコタキナバルへの迂回着陸を選択した。
着陸は午後遅くにコタキナバル国際空港で行われ、乗客と乗務員全員が無事に降機した。現場での混乱や怪我の報告はなく、航空機の安全が確保された。
エアアジアは声明で、パイロットとキャビンクルーが標準手順に従い、迅速かつ専門的に対応したと説明した。また、同日午後8時8分発の別便で、乗客が旅程を継続できるよう手配したことを明らかにした。
現在、当該機材は技術点検と必要な修理作業が進められているという。航空会社幹部は「年末の多くの旅客が移動する時期でもあり、混乱を最小限に留めることを最優先した」と述べ、乗客の理解と協力に感謝を示している。
なお、この種の加圧システムの警報は、乗客の安全を確保するために通常の予防措置として即時対応を促すものであり、機長は状況を慎重に判断したとされる。