【速報】アンワル首相、本日タイ・カンボジア首脳と停戦協議へ　

アンワル・イブラヒム首相は、本日午後3時より、プトラジャヤの公邸「セリ・ペルダナ」でタイとカンボジア両国の代表による停戦協議を主催することを発表した。
 

今回の協議は、両国からの要請に基づきマレーシアが仲介役を担う形で開催される。
アンワル首相は「両国の政府代表が平和的解決を求めて私に仲介を依頼してきた。最も重要なのは即時の停戦である」と述べ、和平実現への強い意欲を示した。

アンワル首相によると、同会談ではタイ・カンボジア両国から提出された条件についても議論され、マレーシアが議長国としてその調整を図る予定。
現地での武力衝突が続く中、協議の成功には困難が伴うとしつつも、「ASEANは世界で最も平和な地域であり続けるべきだ」と述べ、地域の安定維持の重要性を強調した。

この会談は、アメリカのトランプ大統領から両国に和平交渉を促す呼びかけがあったこと、さらに中国も両国に対し即時の衝突停止を要請したことを受けて実現に至った。

マレーシア外務省および外相チームは、交渉準備のため連日夜を徹して対応にあたっており、近隣諸国からのオブザーバー参加の可能性も視野に入れている。

タイ政府の報道官であるジラユ・フアンサップ氏も同日、マレーシアでの地域和平協議に出席することを確認しており、「対話を通じて建設的な提案を受け入れ、最終的な平和の実現に繋げたい」との考えを示した。

今回の協議が実効的な停戦合意に繋がるかどうか、地域と国際社会から大きな注目が集まっている。